週間店長情報 カステラVSケーキ 2021.08.30
家内の叔父さんが敦賀で和菓子屋をしていました。何かの機会に訪問した折「チーズカステラはわししか作れん」と聞いたので「僕の持ってくる材料で作ってもらえんか」と言うと「試作なら」と言うことでお願いしました。結果「この粉では膨らまない」失敗。彼の使っている粉は日清のスーパーバイオレット、チーズはフランス製。その時「どら焼き」もお願いしました。20個ほど出来上がったものを皆さんに配りました。大部分の人から「これ美味しい 売りたい」との言葉が沢山。そこで製造をお願いしました。でも首を立てに振りません。どら焼きはこの叔父さんが言うには「高温で手早く焼くのがコツ」「わしと同じ焼き方のどらやきは福井市に1軒。滋賀県にはなく京都市に1軒あるようだ」中がしっとりしたどら焼きは難しいらしい。それなら尚更作ってもらいたいと思ったのです。熱心に3回お願いしました。でもダメです。「無添加とか無農薬とか すったたら(意味不明福井弁)いうのが気に食わん」と言うのです。それ以来話をする事はなかったです。数年後病気になり店は廃業。病院通いを続けていました。病院なら徒歩で行ける所に市民病院があります。更に敦賀市内に日赤もあります。しかし「田舎の病院はあかん」と言ったかどうか知りませんが通った病院は京大病院。敦賀からだと2時間はかかります。「なんで わざわざ」と言いたい気分。京大病院に入院していた時も見舞いには行きませんでした。僕の顔を見るときっと不愉快になると確信していましたから。自宅療養していましたが容態が急変。危篤状態になりましたが救急搬送でなく弟の車で京大病院に。途中で失命しました。彼とか奥さんは福井県の医者を信用していなかったのです。と言うか一流が好きだったのでしょう。僕のような怪しく見える商売が嫌いだったのだと確信しました。自然食品というのは彼には「怪しい」に移ったのでしょう。
当方はこだわりボーロを販売しています。材料の小麦粉は金子さんの農薬不使用全粒粉、玉子は平飼い有精卵、有機砂糖をこちらから送って1ロット作ってもらっています。当方オリジナルです。メーカーはソルビトールの入った物をカステラボーロとして販売しています。生協が扱っています。ボーロと言うのはポルトガル語でお菓子と言う意味らしい。
今回も深堀です。カステラもケーキも店で販売していますが少し突っ込まれると?になる事が多いのです。お盆に家族で食事をしている時シフォンケーキの話が出ました。でも誰も作り方を知っている人はいませんでした。僕は貰って食べた事があります。田んぼの天使の米粉を使ってシフォンケーキを焼いている人が同じ町内にいるらしいです。お米を取りに行った時「1つあげる」と言われてもらったのです。食感は変わったパンの一種のようでした。シフォンケーキの作り方は当方も?です。カステラとケーキの違いも判っていない僕です。結局つつかれると「何も判っていない」のです。皆さんはそうではないかもしれません。知っている人はここで読了。
早速ネットで検索。カステラもケーキもスポンジ状のケーキです。違いはバターやザラメがはいるとどうかと発祥の地です。カステラは「バターは入らずアクセントとなるザラメが用いられるスポンジ状の焼き菓子」でスペインに古く存在した王国(10世紀イベリア半島北西部荷誕生したカスチラ王国)が発祥の地です。一方ケーキは一般的にバターが用いられた濃厚にコクが特徴のスポンジ状の焼き菓子。古記スカンヴビィア語の幼児語で小さく丸いお菓子と言う意味Kakaが語源とされています。ショートケーキ、パウンドケーキ、チーズケーキ、シフォンケーキ(卵白をメレンゲ、シフォンケーキ型で焼く)など世界各地でさまざまな種類がある。台湾カステラってものがあります。カステラと違って「蒸し焼きにします」。作り立ての食感は「ふわふわ」冷めると「ぷるんぷるん」冷やすと「しゅわしゅわ」食べた事はありません。京都に昔からある「西村の衛生ボーロ」何でお菓子なのに衛生が付くんだろうと思っていました。これも検索。江戸時代とか明治も 栄養 衛生 滋養 と言う言葉は同じ意味で使われていたらしい。少しお勉強出来た気分。