週間店長情報 普通の人が考える事 28 5 16
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普通の人が考える事
治療師 整骨師の免許があると一生安泰だと誰でも言います。薬剤師 医師免許があれば鉄板。いろいろな免許があると食うに困らないと言います。僕は30年以上前鍼灸師になろうと思ったことがあります。その前は印刷屋でした。人生と言うものは難しいというか思い通りにいかないもの。印刷屋は勤めていた会社の社長が仕事をもらっていた会社の若い社員とかデザイン学校の学生にペコペコしているのを見て「40にもなった社長が20代の女にペコペコする仕事はバツ」と判断して断念。治療師については学費と生活費を考えると難しい状態でした。今だと奨学金とかいろいろ考えられるのですが当時はそこまで知恵が廻らなかったのです。島地何がしが「人生は悪い冗談の連続」と言う本を書いたのを知り「ホンマにその通り」と言いたい気分です。訪問販売から始まった僕の脱サラ。教えてくれる人があり卸に転向。初めは治療院を回っていました。それが美容院廻りに転向。更に薬局 化粧品店卸に今は自然食品卸になっています。これで40年以上。よく続いたものです。その間借金は増え続けました。10年前くらいから減り続けています。僕は「考えない人」です。ひょっとしてかなりのパーです。独身なら続けられたでしょうが途中結婚もしたのです。普通の人なら諦めて勤めに出たでしょう。毎年借金が増え続けていたので家族が商売を続けるのを反対するのが普通です。それがそうならなかったのは僕に「御徳」があったからと言いたいですが実際は家内も僕と同じでパーだったからでしょう。賢い奥さんなら「もう止めたら。生活が出来ない」と言う筈です。普通の人は常識を持ち合わせているのです。でも長い先の見通しは出来ないのかも知れません。印刷屋を続けていれば安泰だと40年以上前なら誰でもそういったはずです。今なら「早くに見切りをつけてよかったね」と言われるでしょう。パソコンの普及で印刷屋の仕事は激変しているのです。田舎の同級生が印刷屋をしているのを知りましたが繁盛とは程遠い状態です。治療師についても昔は学校も少なかったのですが今は増えています。今後治療師 整骨師は増え続けて競争が激しくなると予想しています。10年ぐらいのスパンではあまり変化がなくても20年30年のスパンで考えると大変になることが判りますが普通の人は10年ぐらいしか見通せないのです。20年30年先を見通せる人は誰もいません。自然食品業界でもそうでしょう。実は20年以上前に付き合っている自然食品店の主から「自然食品店はもうおしまい」と言われました。今の状況を見てどういうでしょうか。ここ数年は新規出店のうわさを聞きません。これを見て「自然食品店はもう伸びない」と言う人がいるのを知っています。売り上げの上昇がない店がかなりの状態。これを見ると伸びないといわれても仕方がないです。前回にも話しましたが「平和が続く状態ではデフレが進行する」結果売り上げ増え続ける事は難しいのです。売り上げが現状維持だと実質売り上げ増になっているのです。デフレが今後も続くと考えられます。政府は2%のインフレ目標を立てていますが難しいみたい。平和はそんなにいけないことでしょうか。経済は成長するものだというのが間違いかも知れないのです。何で成長しなくてはいけないのでしょうか。発展途上国ならそれもありですが。戦後ズーと増え続けていたので伸びるのが当たり前だと言いたいですがその逆もあるのです。昔松下電器の社長だった人が「売り上げが下がってもやっていける会社にする」と言われたことがあります。その時幸之助会長はご不満だったみたいで更迭したことを新聞で読んだことがあります。その時からそういう眼が出ていたのです。でも周りは「あんたバカか」と言うのです。バブル全盛の時に船井幸雄は「今の日本は絶対おかしい。新規採用中止 新規事業は全部中止」と叫んでいた時も誰も聞かなかったのです。普通の人はそこまで考えられないのです。