週間店長情報 市販品VS金子製麺 春巻きの皮味比べ 28 4 25
連休の対応について
5月2日~4日の配達は休みます。次の週の9日~11日の発注は28日木曜日
ドイマンゴー入荷
マンゴー欠品でしたが今週の便に入荷。
市販品VS金子製麺 春巻きの皮味比べ
春巻きの皮についての苦情が来ました。発送の店だったので荷造りが悪かったのだろうということで値引きすることに。次の週も同じ店から電話で「今週も春巻きの皮がベタベタ」だというのです。梱包以外の要素がある筈だと思い金子さんに電話。今まで店からの苦情はほとんどありません。金子さんとの付き合いは「金子さんの餃子を扱ってほしい」と言う店からの要請があったことから取り扱うことに。初めは餃子の皮がほとんどだったので数字は伸びませんでした。付き合う店が増えた事から数字も上がり始めました。その上PBのうどんとかもお願いすることになり本当にお世話になっています。訪問したのは2回。初めの訪問時は餃子の皮の製造工程しか覚えていません。と言うか春巻きの皮は同じ製法だったとしか記憶していません。一般品とどう違うのかは説明を聞いたのかも知れないですが覚えていません。関心が薄かったのも事実。金子さんは「ウチの春巻きの皮は一般品と全くの別物」だというのです。今まで一般品がどういう作り方をしているか勉強していなかったのです。誰も教えてくれません。添加物については言えますが製造工程が違うなんてたぶん誰も知らないでしよう。いや知っている人は知っているのでしょう。知らないのは僕だけかも知れません。今まで全く苦情がなかったのも変です。大部分の人は「無添加でつくるとこうなるもの」と納得してしまっているのかも。それとも僕が怖くて「そんなこと言える訳がない」と言う人がいるかも。優しい僕に物を言えない人なんか絶対いない筈。金子さんは続けます。「焼いていないんだぁ」なるほど袋には焼いていない由の文言が入っています。「ひょっとして 今まで取り扱っている店はこれを見ているので苦情がこないのかも」と納得? クレープのように焼くとくっつきにくいのは理解できます。その上添加物 乳化剤 打ち粉に加工でんぷんを使うと水滴がつきにくいらしいのです。加工でんぷんはサラサラだと聞きました。加工でんぷんの安全性については「食品業界は今日もやりたい放題」と言う本に指摘されています。焼いているのが市販品。これだとくっつくことはないですが麦の美味しさが損なわれてしまいます。春巻きの中身が美味しいのも大事ですが皮も美味しくなければいけないというのが金子さん「くっつきやすい筈なのでその上まずかったら継続して注文はしないだろう。続いているのはきっとおいしいから」更に打ち粉を増やしたらどうなるかと聞くと「水分を打ち粉が吸い過ぎて皮が割れる。どっちにしても扱いは難しい」対策は「製造現場と同じ温度管理をすればいい」と言うのですが「無理でしょう」とすげない返事。製造現場で出来たものをクール便で送り到着したものを冷蔵保管しても温度差が出ます。其の度水滴がつくのです。こんな難しいものを製造して流通させるのは大変です。本当は「作らない」のがいいのですが「作り続けている」のです。これだけの不具合があっても流通させています。大手では絶対真似が出来ません。いや 絶対作らないでしょう。でもこれだけは断言できます。「味では負けません」春巻きの皮について何も知らなかったのです。自然食品業界が長いといっても知らないことだらけなのです。何でも分かった顔をしているだけ。子供は知らないことだらけだと言っても納得ですがいい大人が自分の販売している商品の作り方も市販品との違いも説明できていなかったのですから笑い種です。もっと謙虚になって一つ一つの商品を深く掘り下げてみなければと思っています。まだまだです。僕は。