週間店長情報 戦争はインフレ 2022.03.14
侵略戦争が起きるとは思っていなかったので「平和はデフレ」って言い続けていました。このフレーズは故長谷川慶太郎さんの本の中で紹介されています。氏は軍事評論家 自衛隊の基地とかやくざの親分にも取材していまして本の中で紹介されていました。
長谷川先生の論は平和だと技術開発が民生用に向かうので新規商品開発合戦になる為平和が続けばより良い物が更に安く出来るようになると言うのです。その為デフレが続くのです。
日本ではこの論が当たりのようでずーとデフレが続いていたのです。色々な人が政治とかに日銀
に問題があると言い続けていましたが実際は誰がやってもデフレ退治は出来なかったのです。この状態が未来永劫続くものと思っていたのです。それが真逆の状態がくるなんて「想定外」の事態に。
今回の事態は日本も全く影響がないとはいえなくなってきたのです。この戦争は世界経済を直撃しています。日本もロシアからいろいろな物を買っています。木材とか魚その他ロシアに進出している日本の小売業 製造業 世界が相関相補しているのです。ウクライナとロシアは双方行き来している為双方に親戚 友人がいる人が沢山います。兄弟の様な関係の筈でした。
プーチンは今のロシアに納得していないのです。戦後の世界は米ソが支配していました。今は米中が中心になっています。これが面白くないのです。経済力は中国の十分の一 韓国と同程度なのです。軍事力は今も超大国です。これを使ってかつてのソビエト連邦を作りたいというのが野望だと考えます。今回の停戦が実現しても次の事も考えているでしょう。次はバルト三国。この状態を誰も留められません。湾岸戦争では多国籍軍と言うのが活躍しましたが今回はそういう話がありません。ヨーロッパはロシアにエネルギー依存しているので反撃できないのです。しかもNATO同盟にウクライナは加盟していません。NATO加盟国に攻撃する場合は反撃できるというのが理由。プーチンが「武器をウクライナら提供した国も敵国と判断する」と言うかもしれません。難癖の理由は何でも付けられるのです。これも可能性ありです。
「ロシア経済が大打撃になるのでそれまで持たない」という人がいるのも事実ですが一日1000人毎日コロナで死亡している現状で国民の命より自分の野望実現が第一の大統領。ロシア国民の命はどうでもいいのです。このくらいの気持ちを持たないと戦争は出来ないのです。
ロシアはいろいろな国に戦争を仕掛けています。定期的に紛争を続けているのです。ひょっとして武器を減らしたいのかもしれません。武器は使わないと減らないのです。使って新規武器を作りたいのが本音かもしれません。
この事態が原因かどうか知れませんがこの所 値上げの通知ラッシュ。アイテムで言えば百アイテム以上です。先週から2月から値上げしている分の値上げをしましたが4月から丸和食品 冷凍食品のマストミも値上げです。6月にも取扱っている石けんが値上げというのもあります。
昔 狂乱物価というのがありました。トイレットペーパー騒ぎとかです。今回の値上げこれに似た動きになるかもしれません。全部が異常に上がる可能性があるのです。こんな時でも日銀は利上げをする様子がありません。普通なら値上げをする事態だと思いますがしたくないのかもしれません。金利が上がると国債の金利も上がるのです。この金利が馬鹿にならないからです。
インフレは物の価格が上がり続ける事です。物の製造が後回しになり軍事品製造にシフトするからだと長谷川先生。今回は軍事品の製造に向かっているのではなく石油ガスの供給不足になるとの観測から値上げが始まっているのです。農産物もロシア ウクライナは豊富に輸出しているのです。今の経済は全世界が関係しているのです。鎖国は出来ないのです。今回の事から西側諸国はエネルギー供給の多様化を図るかもしれません。こういう事態が起きるかも知れないと考えて置く必要があるのです。かつての日本が石油を中東依存べったりだったのと同じです。