週刊店長情報 糖質制限食は透析への近道 25 5 27
糖質制限食は肉と野菜中心の食事です。これだと膵臓から出るインシュリンがなくても大丈夫。良いことずくめのように思えます。これって肉食動物と同じ生活です。肉食動物は草食動物を襲って食べます。一番初めに食べる部位は胃袋だと何かの本に書いてありました。我々人間は肉食動物と同じ内臓ではないと見ています。肉中心の食事は健康的でしょうか。長年「肉を少なくして」と言っていませんでしたか。それが逆だと言う事になります。古代原始人がいつも腹ペコだと言うのもウソでしょう。原人の再現図はみんな骨太でずんぐりむっくりです。いつも腹ペコ状態ならガリガリの筈です。前回の報告でしていますがいつも美味しい物が沢山ある場所に生息していたのです。木の実だけでなく柔らかい茎とかも食べていたのです。その為あごが今の人より発達していたのです。稼ぐ必要のなかった彼らは毎日遊んでいたのです。海に行ったり山に行ったり気の向くまま。気に入った女性が見つかると毎日というか一日中彼女に付きまとった事でしょう。暇なんですから。時間を気にする必要が無い生活です。朝だからとか昼になったから食事なんて考えていないのです。「腹が減った」時が食事タイム。手を伸ばせば食べ物はすぐに手に入るのです。ここで「近頃魚ばっかりだったから今日は山の中の果実にしょう」とか考えていません。その時に見つかるもので食事。たまに動物と格闘したりして動物を仕留めた時には肉食。これだって今の人間のようにステーキにしてとかシチューにとか調理することはありません。塩を振りかけてと言うのもありません。たまたま火があれば「あぶり」する事はあったかも知れません。調味料がない食事です。今の僕達より随分リッチな生活だと思いませんか。稼ぐ必要が無い生活に憧れます。これは僕だけでしょうか。生活に困っている人の大部分は稼ぐ事が出来ない 又は少ない為に困っているのです。近代化するってことは食えない人を量産する事かも知れません。昔の人の方が賢いとも言えます。昔の人は短命だと言うのも事実。大部分は衛生環境のせいでしょう。ここで話を戻します。肉食中心の食事は腎臓に負担をかけるかも。私達の身体は膵臓だけ悪くならないのです。膵臓機能の低下は他の臓器にも連動しているのです。胃腸だって黙っていません。「膵臓だけ楽にして 俺らはどうなるんじゃい」と言うわけではないですが。肝臓も脾臓も「俺らを見捨てては困る」のです。胃の形がいびつになると他の臓器にもしわ寄せが来るように身体はできています。膵臓だけ休ませてやると言うのは不公平なのです。全体に負担削減させるのがいいのです。この場合は減食が一番の筈です。減食の具体的な方法は「一日一食」とか全体の食事量を三分の一にするとかです。膵臓だけ休ませると他の臓器が悲鳴を上げるのです。付き合いのある美容師が「糖尿にならない薬を続けているので糖尿はないが腎臓が悪くなって顔もむくんできた。何か方法がない?」との問い合わせ。好きなものをたらふく食べて生活出来るように漢方薬を長年飲んでいる人が「腎臓機能が衰えてきた」というのです。腎臓機能が更に衰えると「透析」と言う事になります。何でも一か所だけ悪くならないのです。大部分の人は1ヶ所だけ悪くなると勘違いするのです。操体法の橋本先生の所に来た患者が「私 どこも悪くないのですが膝だけ悪い。治療して下さい」というので先生が「それなら膝だけ置いて帰ってけれ。み繕って送り返してやるから」と言う有名な話があります。糖質制限食も「木を見て森を見ず」だと考えられるのです。一時避難の為の食事法だと割り切ればいいのです。死ぬまでこの食事を続けることに反対です。「膵臓はよくなったけど腎臓が悪くなった」揚げく「透析」に厄介になる可能性もあるのです。この透析最新の方法は「一日十五分」で出来る方法が開発されています。これだと透析専門病院は破産です。一日数時間の透析が不要になるのです。でも普及は難しそう。関係団体が反対するからです。製薬業界はもろ手を挙げて反対するでしょう。これだと患者が生活保護とか障害者手帳の申請をしても却下されるでしょう。困る人たちが力を持っているのが今の日本の現状です。来週は内海先生の最新刊「医学不要論」を読んで。