週刊店長情報 草履サイズ合わせの極意 26 7 14
リキッド無糖 欠品
製造が間に合わない状態です。小ロット製造は美味しいのですがシーズンになると立て込んできて大変です。水曜日には出来上がるらしいです。
草履サイズ合わせの極意
ミサトッ子の取扱を続けています。取扱は躊躇していました。理由は京都で卸がいたからです。しかも顔見知り。本来なら取り扱わないのが賢明です。足と靴でお世話になった診療所の故安積先生のたっての要請もあり取り扱う事に。何で僕がと言う事については前にも話をした事があるのでここでは割愛。ミサトッ子は先生と共著がある元兵庫教育大学の原田先生が技術アドバイスして出来た草履です。先生の資料を読むと普通の草履より鼻緒が少し前についているのが特徴です。履く場合は1センチぐらいはみ出すぐらいがいいと言っています。理由はアーチ形成に役に立つからです。それを幼児の足の計測結果で説明しています。これで納得の筈が現実はそうなっていません。この時期頻繁にサイズ交換が起きるのです。試し履きも完璧ではないです。在庫を置かないで注文を取るのは宅配業者です。ここでもサイズ交換が起きます。これが取扱のネックになっています。宅配になじまない商品です。店から「5歳くらいの男の子に合うサイズの草履を1足」と言う注文がきます。いつも「子供の足のサイズを言ってくれ」と返答していますが「あなたならだいたい見当つくでしょう」と言われるのです。ミサトッ子の草履本来の役割を知らないからです。靴屋さんから聞いた話を思い出します。「おたくに健康にいい靴があるそうな。それ1足着払いで送って下さい。サイズは○○」と言う注文の電話です。靴は草履以上にサイズ合わせが難しいのです。足はそれぞれ形が違うのです。サイズだけでは決められません。甲の高さ 足の形(エジプト型 ギリシャ型 正方形型があります)その上捨て寸の問題もあります。メーカーによって捨て寸は統一されていません。同じメーカーでも違うのです。これらが判ると靴を通販で買ったりするのは無謀だと言う事が判る筈です。ミサトッ子も普通の草履と考えているのであれば適当にサイズ合わせをすればいいのです。違っても履けない事はないからです。でもこの草履違うのです。外反扁平足にならない アーチ形成に役に立つという観点からミサトッ子は出来たのです。ただの草履なら当方が取り扱う必要はないのです。アーチ形成に役に立つ理由を知らないとこれはただの草履です。アーチは縦軸2本と横軸1本あります。これがないと歩行に疲れたり運動能力が劣ったりします。鼻緒が少し前についている為小指側が少し草履の外に出るようになります。これがいいのです。鼻緒に第一第二指がはさまると第一から第五MP関節線上にかけてアーチが出来るのです。横軸アーチと呼んでいます。足がはみ出ると踵に重心がかかると踵側から第一MP関節線上にかけてアーチができます。同時に踵側から第五MP関節線上にかけてもアーチが出来るのです。(治療師的にはMP関節 中足骨)踵が草履の外にはみ出している為にアーチが出来るのです。踵が草履より少し下に沈む為に起きるのです。はみ出していないと普通の草履なのです。この点を知らないとサイズ選びは出来ないのです。子供の身体能力向上 頭脳明晰を期待するなら小さめの草履なのです。実際にアーチが出来る事を草履で説明して欲しいです。その上草履サイズ選びの鉄板は子供を椅子に座らせて足の裏に草履の裏を合わせるのです。これではっきりするでしょう。その上で1センチ~0.5センチ小さいサイズを選ぶのがベスト。幅があるのは、足は少しの運動量で1サイズ小さくなるからです。朝と夕方でもサイズは違います。普通は朝の方が大きいです。常識は夕方ですがそうではありません。一日中椅子ら座ってボーとしている人の場合は夕方の方が大きいでしょう。そんな人はあまりいません。いぐさの特徴とゴム底の特徴も伝えましょう。ここまで説明できるとあなたはもう立派な草履マイスター。当方が協会を作る事も可能です。これでひと儲け出来るかも。