週刊店長情報 練り物 考 24 5 21
鯖江市にある米粉パン製造のマイセンと言う会社に行ってきました。当方が取扱出来るか尋ねましたがあまりその気がなさそうです。皆さんにDMを出しているようで直接付き合いたいらしい。パンのロットは大部分の店が取扱出来ない数です。東京風の商売みたい。
金子製麺に乾麺の切り落としを売りたいと提案。サンプルが送られてきましたが多すぎるのでもう少し少ない物を提案。近々販売出来そうです。ネーミングはバレ麺 ショート麺 短麺 の中から決まりそうです。価格は100円程度を見込んでいます。
練り物 考
練り物を取扱始めて10年以上になりました。初めは操体バランス研究会で仙台に行く事から「仙台なら遠藤蒲鉾店のある塩釜までは近い筈」と。黒田ゆうき農場を運営していた時に東京の大地を守る会の仕入れ会社の大地物産を通じて仕入れていた事があったのです。訪問の電話をするとOKと。見学がきっかけで遠藤蒲鉾店と付き合いました。すり身は生。美味しいのですが甘すぎます。当時は今の四分の一ぐらいしか自然食品店との取引はなかったです。その為もあって苦戦。だんだん 注文が少なくなって撤退。東京の人は甘いものを「うまい」と言いますし関西は「美味しい」物を「うまい」と言うのです。関西で甘いものは自然食品店ではNG。東京では甘くないとダメ。東京では美味しければ高くても売れますが関西では価格が一番 買える価格かどうかが最初の関心事なのです。遠藤蒲鉾店の取引を止めたので 大地に「甘くてダメ。他はないの」と聞くと紹介してくれたのが今付き合っている「いちうろこ」極端に甘くない練り物です。練り物は淡白な魚が原料です。初めは全部捨てていたのです。沢山取れた所が練り物産地になっています。練り物は揚げ天 蒸し天 ゆがき天に大別されます。揚げ天は味付けしたすり身を成形して油で揚げます。小判揚げとかごぼう揚げなどです。味付けしたものを成形して蒸したものが蒸し蒲鉾。白はんぺん 黒はんぺんなどです。蒸した蒲鉾に焼きを入れたものが焼き板蒲鉾です。ゆがいたものの取り扱いしてないです。ふわふわのはんぺんがそれにあたります。すり身に味付けしたものを棒にくっつけて焼いたものがちくわです。太さと長さが違うのは機械の違いによります。それなら白はんぺんを焼いたら焼き板ならぬ焼きはんぺんになる筈です。笹蒲鉾は笹の形にした蒸し天ぷらを焼いたものなのです。白はんぺんを笹の形にして焼けば笹蒲鉾になる筈です。試した事はないですが間違いはなさそうです。一手間かければ美味しい物になりそうです。関西では蒸し蒲鉾は焼いたものが人気です。関東では焼いたものは不人気です。九州の蒲鉾と関西とか東京の蒲鉾では魚の種類が違う又は味付けが違うので違った食感 味になっています。九州では関西と関東の蒲鉾はあまり流通していません。取り扱っているのは関東 関西出身者のいる店とかスタッフがいる店です。黒はんぺんも同じ。いちうろこのある由比地方では生姜醤油で食べます。関西ではおでんの具ぐらいしか思いつきません。黒はんぺんは静岡地方で住んでいた人スタッフがいる店が仕入れています。生姜醤油で黒はんぺんを食べると美味しい。酒飲みにはいいアイテムです。試してほしいアイテムです。価格も安く設定しています。
来週の仕分け日曜日不可能かも
今度の日曜日 田舎の親戚の法事に出なくてはならなくなりました。家族に代わってもらえない親戚です。日曜日の仕分けが不可能になりそうです。バイトにお願いしていますがどうなるか判りません。初めての経験なので結果の予測が出来ません。日曜日の夕方に京都に戻ってきます。乾物等の仕分けと荷造りが時間的に間に合いそうもないのです。金曜日に仕分けが出来ないか検討しています。それまでに木曜日に発注した物が到着するかが予測不能です。年に一回ぐらいはこういう事態が起こりそうです。日配品は当日でも間に合いますが。