週間店長情報 モテ期がくるかも?2021.01.25
当方の商売は訪問販売からスタート。 電話に付ける消毒器 一回付けて後は定期的に交換する商売。値段は本体350円交換100円。交換の時にいろいろな商品の紹介をして廻るのです。電話に付けるオルゴール ドリンク剤 洗剤 健康食品その他いろいろ紹介して販売しました。
小売では限界があると卸に変更を決意。初めは治療院を廻りました。取扱品で腰とか膝につける健康サポーターがあったからです。結構苦戦しました。そんな時和歌山の同業者が化粧品を取り扱い始めたと聞きました。同業者は親子で商売をしていました。和歌山まで出かけていって話を聞きました。代表は「息子でも出来る商売」と化粧品を委託販売 販売先は美容室。「売れた分だけお金を貰う」方法。これなら僕にも出来そう。実際に始めてみるとびっくりする事ばかり。それまで主婦が商売の相手。美容室に入った事はなかったです。パーマ液の臭いは初めてです。美容師のイメージは強面のおばちゃん。和歌山の同業者は10軒訪問すると7軒置いてくると言うのですが僕は全然ダメです。10軒廻って1軒出来れば良い方です。懲りずに続けていると少しずつ取引先が増えてきました。100軒近くになって初めて「これで食えるかも」と思えるようになりました。今まで食うや食わずで続けてきた商売にかすかな望みが。これが1回目のモテ期だったのです。初めはバイクで廻っていましたが軽自動車に変わり行動範囲も広くなりました。今まで貯金なんて夢の夢だったのに少し貯金が。その時期に縁があって結婚しました。何とかやっていける自信が出来たからです。これでうまくいけばハッピーエンドでした。
「人生は悪い冗談の連続」うまく行かないのがこの世です。数年後に取り扱いの販売していた健康食品が薬事法違反でマスコミに取り上げられました。その為取引先が減少。意気消沈。ここからが苦難の始まりです。美容室廻りではこの先どうなるか不安な時期でした。
操体法は結婚した頃知り合いの紹介で習い同時に普及を始めました。一緒に勉強会をしていた相棒が自然食品店を始めました。これが自然食品業界とのつながりの初めです。数年後ボランティア「らっくふりか隊」結成 隊員は僕の操体法の受講生。そのメンバーで始めたのが「らっくふれかけセミナー」今はコロナで休止状態です。20年以上続けていました。
商売は低調というか借金がどんどん増え続けました。家内の母親が生命保険のセールス。子供達に掛けた貯蓄保険を何回も借りました。国民金融公庫からも借りました。国金でお金を借りるって初めは大変でした。何も判らないので1年分の納品書とか領収書を持って行ったのを覚えています。借り換えを続けて最後は500万円の申し込み。これがうまくいきません。担当者が家に来た時注文のファックスを見て「何処からの注文か」と言うので「ほとんど京都 関西」と答えると「関西なら見込みがありそう。僕が上に掛け合って借りられるようにします」となりすんなり借りる事に成功。500万円は使いがいがありました。でもすぐに右から左に。
この頃 取り扱えたのが美○水。講演講師の考案者から「君 これ売りなさい。君の売っている化粧品は百害あって一利なしだ」続けて「僕の考案料10円放棄するからその分安くしてもらえ」と言うことから安く仕入れられるようになりました。初めは泣かず飛ばず状態でしたが今までの主取引先を自然食品店 自然食宅配に広げていった結果よく売れるようになりました。この頃が第二波の始まりだったと考えられるのです。ここまで20年。自然食品店 自然食品 美○水の3点セットでウツ向き加減の商売が少し上向き状態に。借金は増え続けるものだと固く信じていたのが減り始めたのです。モテ期の周期は20年単位とカビ博士が言っていました。
第1波から第2波までの間が長かったです。ざっと20年。税金が払えず役所に行けば「今までの分はいいから今年の分から払って」と言われる事も。諦めないと何とかなるようです。
第2波の始まりから20年近くになりました。「計算でいけば第3波が近々くる事に」希望?