週間店長情報 投げ銭セミナーの投げ銭は?2024.04.08
今回のセミナーは投げ銭方式でしたが無料にする予定でした。「無料にする」とスタッフに話をしていました。3年前の事です。コロナで延期が続いたので再開はかなり大変な事は判っていたからです。無料だと動員が簡単です。今まで4回無料にしました。無料に出来た理由はさまざまです。僕の有料講習会で貯まったお金があったことが始まりです。講師が「無料にしてくれ」と言う事もありました。「交通費だけでいい」と言われた事もあります。更に講師料交通費辞退した講師もいます。「訳あり」というのがそれです。
毎回無料にするにはどうしたらいいかも考えました。セミナーには会場費と講師料がいります。講師料無料というのは難しいです。会場費無料はありません。その他スタッフも必要です。スタッフは全員手弁当です。僕が一人で全部引き受けているのではありません。ビデオを取る人、写真を写す人、設営をお願いする人、受付とかが必要です。無料にするには協賛金が充分に集まる必要があります。今は難しい状況です。1回だけなら何とかなるかもしれませんが23回もしたのです。1回なら何とか拝み倒して集める事が出来ても毎年となると難しいです。
こうして続けていると「講師料はいくら」という問い合わせがあります。全く知らない人からの問い合わせもあります。スタッフから聞かれることもあります。今は公開していません。理由は聞いた人が交渉しても同じにはならないからです。僕の交渉は僕の今までやってきた事をお伝えするのから始まります。他の人と僕では立場が違うのです。
投げ銭方式を考えたのは後払い方式という考え方からです。講演会とかコンサート、漫才、落語会とかは全部前金です。これは主催者にとっては都合のいいやり方です。講演とか落語会と言うのは聞いて見なければチケット代と天秤に掛ける方法が無いです。落語でも同じ話でもその日の出来具合が予想した内容でない場合もあるのです。不出来の場合もあるのです。
歌手のにしきのあきらが「歌を聴きたいのならCDを聞けばいい。コンサートというのはプラスアルファがあるから」と言っています。プラスアルファに値打ちがあるかどうか分からないのです。期待してお金を払っているのが今の講演会とかなのです。
物品の販売も期待して買います。期待した美味しさが無かったら「まずかった。次買うのは止めよう」となります。皆さんの店に買い物に来るお客さんは欲しい物を買いに来ているのです。欲しい物が無ければ手ぶらで去ります。買わない自由があります。物を見定めるのです。形のある物は判断しやすいのです。
形の無い演劇 講演会 落語会 漫才は事前に判断が難しいのです。今は動画配信もあるので動画配信を見る方法もあります。落語ならいろいろ見ることが出来るでしょう。講演会も動画を見るという手があります。それで済ます事が出来る時代になっています。本に書いてある事をしゃべるだけでは受けないかもしれません。今回のセミナーは講師の著書をレジメの代わりに使う事にしました。そうなると実際の話は是非知ってもらいたい事と本に書けなかったこととか書いていない話になるのです。その上講演終了後に感想文と質問を書いてもらうという事をしました。
これだと質問で聞けなかったことを回答してもらえるのです。質問する勇気が無い人でも質問を書く事で答えてもらえるのです。今までやった事がない方式です。
「投げ銭だとほとんど金は集まらない」と聞いたことがあります。今回もそうなる可能性があります。初めてのことなので興味津々でも過大な期待はしないほうがいいのだと自分に言い聞かせていました。結果は1000円 2000円が殆どでした。中には500円というのもありました。
皆さんこういう事に慣れていないのだと実感。1回だけでは是非を判断できないと思っています。次回は更に練った対策をしたいと思っています。次回があるかどうかは?