週間店長情報 暮らしが変われば常識も変る 2023.12.25
ふき取り用化粧水について書いた事があります。40年以上前にあった化粧水です。今販売している会社はほとんどありません。昔 クーラーが無かった時代夏は暑くて化粧をするにも顔がほてって肌を引き締める必要があったのです。今クーラーのない家は生活保護世帯くらいです。肌がほてっていないので引き締め化粧水は必要ないのです。というのは僕の考えです。
買い物は昔総合スーパーに行っていました。GMSと呼ばれていますが今はほとんど行く事はないです。百貨店にもいくことはないです。昔百貨店の商品券が流通していましたが今はもらう事はほとんどないです。商品券は別の会社が主流です。ビールギフト券は重宝します。
自然食品店ばかり廻っているので世の中の動きを知るために食品スーパーによく行きます。でもほとんど閉店間際です。仕事が終わってから行く事にしている為です。変わったお店があると聞けばなるべく行く事にしています。今年はサンディとかです。
毎週皆さんの店からの注文の集計をしています。この集計をみているといろいろな事が判ります。当方の取引先は全国にあります。売れるアイテムに地域性があります。売れ始める時期が季節の変化を察知できるのです。ここでも不思議な現象がおきています。
コンニャクゼリーの売れ始める時期で暑くなっていく事が判ります。又おでんセットの売れ始める時期がくると寒くなってくるのです。こうやって季節の変化を読み取っています。メーカー問屋も同じ事を考えているでしょう。これが間違っているかも?
夏物商品は9月ぐらいになると「今期終了」冬物商品は3月ぐらいになると「今シーズン終了」という案内が来ます。リキッドコーヒーは9月でだいたいの問屋は終了しています。夏場のゼリーアイテムも9月で終了します。10月になると「ほうとう」とかおでんセットが始まり3月ぐらいで終了しています。浅漬けもきゅうり漬けとかキャベツ漬けは9月ぐらいで終了です。
何十年もこの考え方で来ました。これが覆るような現象が起きています。当方取り扱いのグリーンアイズのリキッドコーヒー周年扱いです。他のメーカーは夏場だけの扱いなのに変でしょう。加糖は夏場だけの取り扱いです。無糖だけ周年扱いなのです。夏場に製造した物を売っていません。僕の聞いたところ1~2ヶ月に1回製造しています。他社の取り扱いが無いので当方から仕入れるしか手がないのです。故森口社長は「冬場でも売れている。冬は1本だけ冷蔵ケースに入れるのがベター」と聞きました。誰もこういう考えはしません。これってもう20年以上続いています。真似をして冬場にもリキッドコーヒーを作ろうという自然派のメーカー問屋は今のところありません。食品スーパーにいけば周年取り扱いです。しかも大量陳列されています。
ミサトッ子は普通5月から8月のお盆頃までと言うのが大部分の店です。冬場に店頭に並べる店はありません。当方は年中在庫しています。これもぽろぽろでています。今でもサイズ切れが無いようにしています。誰も冬場売れると思っていないでしょうが先週も仕入れました。普通なら「サイズ切れ今期仕入れはありません」と言うのでしょう。効率優先だとこれが当たり前。
こんにゃくゼリーは冬の今でも注文がきています。これが九州なら判るのですが関西でそういう店が数店出ています。これは僕の発注書に年中載せているからです。
食品スーパーには年中あります。スーパーで年中取扱っている物を自然食品店は季節商品にしているのです。冬場だけとか夏場だけの取扱いという自然食品店の常識。
美容院を廻っているころ冬にワイシャツだけのセールスを見かけました。車のエアコンが効いているかららしい。夏にスーツ姿も見た事があります。エアコンが効き過ぎて寒いといいます。
冬の北海道に行った時暖房はがんがんです。子供は半袖Tシャツ、大人は厚着で汗だく。大人って「バカかい」と思ったことがあります。 人々の暮らしが変れば常識も変わるのです。