週間店長情報 重曹とセスキの怪しい関係 2021.04.26
「怪しいってあんたに言われたくないわい」「何で」「だいたいあんたの方が怪しい。赤い帽子に赤いセーター 赤い靴下。これがまともな人間だとは思えん」「僕の秘めた熱い想いを表す為です」誰も僕の想いを理解する人はいません。「変な格好のあんちゃん」とでも思っているのでしょう。
重曹の取扱いを初めて15年以上になります。重曹がブームになる前からです。きっかけは取引店から「重曹って安全なのかしら」と言うことから始まりました。重曹の名前は知っていましたがどんなものか知りません。「膨らし粉の親戚ぐらいの知識」しかなかったのです。本屋で重曹の本を探しました。見つかったのが「重曹で暮らすナチュラルライフ」と言う翻訳本。翻訳したのは佐光紀子さん。読んでみて「この人をセミナー講師にしたい」と思い 本に書いてあったメールアドレスに講師依頼をしました。2~3回のやり取りで決定。数日後に東京の練馬近くの喫茶店で会いました。彼女は「あれよあれよと言う間に中橋さんに乗せられて決まった感じ」と言うのです。彼女は京都に来たくてしょうがなかったのを知ったのは後です。今はかなりの有名人で重曹のコマーシャルにも出ていました。年賀状には「また呼んで」と書いてあります。次回呼ぶことがあればタイトルは「家事は8割捨てて良い」になりそうです。
重曹の講演会が決まりおみやげに重曹を思いつきましたが何処で買うのか判りません。付き合いのある化粧品会社の部長に「重曹 どこか知りませんか」と言えば「2~3日待って」となり「見つかった」となり手配してもらいました。業務用25キロ2袋。これを小袋に詰めて当日参加者に配りました。後で支払いの段になると部長が「なんなら差し上げても良い」「なんで」と聞くと「君の当社の売上げが伸びると言うのが条件」と言うので「もう売り上げが上がった事にして 下さい」と言ってただでもらいました。
反響が大きかったので「これを売ろう」と決心。件の部長に依頼「うちで仕入れたものをはだしで売る」と言うことで安く買う事ができました。売れすぎるのが3年以上続くと部長は「これは全部赤字 少し上乗せしたい」となり原価アップになりました。更に数年後「もう少し上げたい」普通売れると「少し安くする」となる筈ですが当方の重曹の場合は売れると値上がりすると言う変な状態が続きました。後で知ったのですが部長の会社ではブームが来ると予想、しかし「重曹ブームはせいぜい1年ぐらいだろう」と見ていたらしいのです。でもブームは去らなかったのです。今は何処にでも売っているのでそんなに沢山売れていません。止めようかと思うのですが他がどんどん撤退しているのが現状ですので逆に止められない状況になっています。
重曹より強力な洗浄力があるのがセスキ炭酸ソーダ。セスキは1.5倍の意味。ソーダは英語、ナトリウムはドイツ語同じ意味です。セスキも当方が小袋に詰めて販売しています。重曹とセスキがどう怪しいのか誰も言いません。それがかん水を調べているうちに判ったのです。
ずーとラーメンを作り続けています。押し出し式のパスタマシンもネットで購入。いろいろ思案しているうちに「たかだか2人分ぐらいなら手打ちでもいいのでは」と考えネットでお勉強。家内好みの縮れ麺もマシンを使わなくても出来る方法を知りました。かん水を使わないのは玉子麺。これを作ってみましたがうまくいきません。そこでかん水を使う事を考え「何がいいか」検討した結果販売している重曹とセスキ炭酸ソーダを使う事に。ネットで調べると重曹を乾煎りすると炭酸ソーダになると書いてあります。簡単に言えば重曹を空気中に数日放置するだけで炭酸ソーダに変身するのです。その上固まります。
市販している重曹 使い始めるとだいたい固まります。固まるのは重曹成分の水素が空気中の酸素とくっついて水が出来るからです。市販している重曹で乾燥剤の入っているものは皆無。誰も言わないし知らないからでしょう。どうです 重曹とセスキ炭酸ソーダの関係 怪しいでしょう。