週刊店長情報 種が危ない 24 4 1
同名の本が売られています。読んだ人も多い筈です。僕は数年前 遺伝子組み換えで騒がれていた時「F1も危険」だと言い続けました。「種が危ない」の著者の野口さんのような指摘は出来ません。僕は世の中バランスだと思っています。F1は「良いとこどり」なのです。更に言えば差別なのです。自分たちの都合のいい物だけを生産しょうというものです。収穫に合わせて全部一斉に揃うと生産者にとっては便利です。その為 ほとんどF1に代わってしまったのが現状です。僕が気にくわないのは「ひねくれ者はいらない」と言う点。自分がひねくれて生きていたからかも知れません。F1はくせのある人たちとか変わった人はいらないと言っているのです。でもちょっと待って下さい。ひねくれものにも生きている理由がある筈です。みんな同じ考えだと変化に弱いのです。そして世の中は予期せぬ変化の連続です。怠け者も必要だと言うと行き過ぎかも。たまにしか役に立たない人もいます。生涯に一度しか役に立たない物もあります。生きていくにはいろいろな物が必要です。人間だっていろいろいたほうがいい筈です。そういう考えを推し進めていくとF1はけしからんとなるのです。昨年の秋ごろから種の扱いを検討し始めました。しかし踏ん切りがつきません。「やんなはれ」と言う自分と「止めといたら」と言う自分がいるのです。反対派は「収益にはつながらない」と商売としては合わないのです。ほかの卸がしているから「よそに任しといたら」とも思います。実際には愛知県の卸と大阪の卸が取り扱っています。当方が取り扱うとすればどちらかと言う事になりそうです。思案しているうちにらっくふりかけセミナーが近づいてきました。セミナーに追いかけられ始めると「セミナー終了後に検討すればいいや」と投げやりに。そしてセミナー無事終了。先行の卸のやっている物も検討しました。更に野口種苗の種の取引の話合いもしました。でもまだうまく言えませんが「ひっかかる」のです。僕って優柔不断なのかも。「失敗しても自分で責任が取れる」ならいつでもGOです。今回のケースもGOの筈ですがイマイチすっきりしません。更にいろいろ探してみてわかったのは大阪の問屋のやっている種はイスラエル産有機です。国産の野口さんと愛知県の問屋の種は国産ですが無農薬ではないです。そこでいろいろいじっているうちに無農薬種がある事を知りました。更に調べてみるとそう言うネットも見つかりました。ここまでくれば「やんなはれ。失敗してもいいじゃん」と神様とやらが後押ししていると考えてしまいます。止めとしていたらならそういう情報は出てこなかった筈です。しかし残念なのはポピュラーな物がありません。あってもF1なのです。そこで 国産 種子消毒なし F1でない 無農薬に限定した種だけを取り扱う事にしました。家庭菜園向きです。在庫する予定です。金儲けにはならないのは確実。