週間店長情報 リハーサルなしが面白い 31 5 6
入院生活は一般人と同じ生活が出来ないと割り切ると快適です。一日中布団の上での生活。パソコンで入金確認とか支払いも出来ます。飽きたらゴロンと一眠り。眠りが覚めたら起きてネットニュースを見たりします。店長情報も作りかけて中断。気が向けば続きを打ち続けます。頭の中ではいつも京都での仕事を心配しています。自宅の机もそのままになっているので心配。税金の申告は伝票が全部揃っていない中で作りました。かなりいろいろ抜けている筈です。修正申告を退院後にする予定です。今まで数回修正申告したことがあります。やっつけの申告の場合です。
夜の消灯は9時。寝付けないことがあります。テレビを見ればいいのかも知れませんが夜ダラダラとテレビを見る習慣がありません。こんな時ネットでサスペンスとか落語 漫才 格闘技の無料動画を見ます。プロレスが「演劇化された喧嘩」と言う事が判ったのは20年以上前です。教えてくれたのは「喧嘩芸」骨法の堀部何がしの本です。それまでは プロレスも空手 柔道も同じ格闘技だと思っていました。「真剣勝負」だと疑っていなかったのです。喧嘩芸の本は商売の参考になりました。内容は全部覚えていません。覚えているのはプロレスとスポーツ格闘技の違いです。空手 柔道 アマレスリング サンボ ボクシング 相撲等はすべてスポーツ格闘技、ルール化された喧嘩。プロレスだけが演劇なのです。強いだけではチャンピオンになれないです。プロレスのスーパーヒーローは力道山、アントニオ猪木 ジャイアント馬場です。他の人気レスラーは「一山いくら(言い方が下品)」のレスラー。米国ではハルクホーガン。一山いくらのレスラーは一人では大きな会場を満員に出来ません。人気歌手も大会場を満員に出来るアーチストはそれほどいません。昨年歌手の沢田何がしが数千人収容の会場が「スカスカだ」と言ってボイコットしたという報道がありましたが「その歳でそれだけの動員はすごい」と思っています。「はらぼてのおっさん(失礼)」に金を払う人が数千人いることがすごいのです。
プロレスで観客を沸かせるにはレスリング技術だけではないです。世間の人が注目する話題を提供できるといいのです。これが難しい。プロレス界だけで発言しているレスラーもいます。話題を提供する為テレビに出るのも一つの方法ですがそれだけでは超一流にはなれないのです。社会に向かって何かを提案と言うか大きなクションを起こせるといいのです。
サスペンスはいろいろな主役が出ています。主役に魅力があればシリーズ化になるのです。どういう魅力かを観察。美人 美男子 売り出し中の俳優 女優の場合とか。興味のあるのは有名でない役者が主役の場合です。何か違う魅力があるでしょう。それが何かを探しています。
我々の商売もそうです。店が大きくて立派 スタッフもみんな若い。これで繁盛なら当たり前。繁盛するって難しいのです。悪条件で繁盛している店があります。これが参考になるのです。
落語は話が全部決まっているのですが演じる人で感じ方が違います。商売で言えば同じ商品を取扱っていても片方の店にだけ買いに行くのがお客さん。繁盛する店とそうでない店が出るのです。
一番関心があったのは「やす きよ」漫才です。同じタイトルの漫才でも毎回同じ内容ではないのです。かなり脱線。本人達の私生活もタネにしています。でも面白い。
若手漫才師の漫才も見ました。明らかな差が。優劣で言えば「やすきよ」の漫才は今の若手には勝てません。若手漫才師の方が綺麗で脱線しません。1回見て違う会場で同じネタだとテープレコーダーと同じです。歌手のにしきの何がしは歌を聴きたいならCDの方が完璧。コンサートはそれ以外の「プラスアルファーが必要」と言っています。僕らの商売もきっとそうでしょう。同じ商品の説明でも毎回同じではいけないのかも。いつもプラスアルファーがあればお客は飽きないのです。プラスアルファーはその時の「今ネタ」から生まれるみたい。リハーサルは不可能です。アドリブが受けるのです。ぶっつけ本番。予測不能。人生とか商売は「リハーサルなしが面白い」