週刊店長情報 もったいない 24 6 11
端麺について
金子製麺の乾麺の切り落とし部分を商品化しました。200g入りです。価格は120円 太さとかは選べません。使い道はサラダとか子供用のうどんとして。くずでも長さは三分の一ぐらい。
スペルト小麦(全粒粉)の予約をお願いします。
古代小麦のスペルト小麦を輸入する事になりそうです。どれだけ売れるか予測不能です。賞味期限は1年以上あります。いつ届くか 価格も未定です。予約分は少し安く販売します。小麦アレルギーでも食べられるとか。スペルト小麦については何も知りませんでした。「古代小麦が小麦アレルギーにいい」と言う話は聞いた事があります。付き合いのあるお店の人がイタリア旅行で「イタリアではコムギアケーレルギーの人に医師の処方箋が出る」と言う話をしてくれた事があります。今は古代小麦のパスタは自然食品店で取り扱っています。でも粉を扱っている店は皆無。聞けば「○○が扱っていたけどカビでダメになった」又「別の○○が扱っていたが虫が出てダメになった」と言う話を聞きました。その時チョコ屋さんが小麦粉のリストをメール添付で送ってきた事を思い出しました。全部ドイツ語。読める人にお願いした事があります。いろいろな小麦があるのは僕でも理解。その上チョコ屋さんのリストにスペルト小麦のパスタ類が載っているのを発見。そこで「粉はないの」と言うと「問い合わせてみます。きっとある筈です」との返答。3カ月後の今になってサンプルが送られてきました。500g入り袋。業務用の大袋もあるようです。業務用を入れて小分けすると安く販売出来るのですが高温多湿の日本では小分けは難しいと判断。
もったいない
端麺の取り扱いを始めました。「端くず」だと金子さん。「関東では食べない」とも。問い合わせがあるのは関西だけらしい。切り落とすまでは正規品だったのです。切り落としされた部分の気持ちを代弁するときっと「悔しい」気分でしょう。製品に瑕疵がある訳ではないです。切り落とされた途端「邪魔者」です。端クズは水に戻して家畜のえさになっているのが現状です。アイデア次第で何にでも使えそうです。ニシンバレと出会いバレの恵美やでも同じ状態でした。恵美やでは産業廃棄物扱いで肥料になっていました。この時も「手が無い」状態だったのです。今は良く売れています。価格が100円と言う事もあります。買いやすい価格設定をしたのがよかったのかも知れません。生産者は正規品作りに精一杯なので誰かが提案しなければ「お蔵入り」になってしまうのです。
随分昔ですがりんごの加工用もジュース行きのりんごを売ってほしいと提案。この時は「どの辺のグレードまでを加工用にするか」実際に青森まで行って話をしました。
丁子麩についても話をしましたが「たくさん出ると大変」不良品はほとんど出ない模様。
樽の味の糠床は 沢庵の糠床の有効利用から始まったのです。今は売れ筋になっています。
丸和食品ではおからから「卯の花料理」を作っています。残りは家畜の肥料になっている模様。
斎藤製菓ではあられくずが少し出ていますがこれは商品化にはなっていせん。
大矢商店では糸こんにゃくくずが少し出ているようです。これに出会いバレを加えて煮ると美味しいのではないかと提案した事があります。実現していません。
練り物のいちうろこに出来そこないをお願いした事があります。この時も「ほとんどでない」と。
コーヒー屋ではコーヒー粕が出ます。これは大きな缶コーヒーメーカーに沢山出ている筈です。自然派の物も同じでしょう。いろいろなメーカー 生産者で捨てられている物を精査すると何か出来そうです。今の僕では自分の付き合っている所で捨てている物を探すぐらいしか手が無いです。でも相手があるのです。こちらの想いと相手の想いが合致しないと実現しません。もったいない話。