週間店長情報 パナールが営業終了 2023.11.06
取り扱いのパナール化粧品が営業終了。パナールと聞いて「懐かしい」と言うお店があれば30年以上続いている店です。30年以上前自然食品店ではイオンクリームを取扱っていたのです。自然食品卸に化粧品を卸したことはあります。正食とかで知り合った人で自然食卸の営業がいたからです。メーカーから買えない場合僕に話が来たのです。
パナールイオン創業者は不動産業者でした。同じ原料を使っているイオナはテレビCMをしていました。前の社名はパールイオン 靴クリーム製造会社が名称変更したのです。イオナは真っ白 パナールは土色。成分量が20倍違うと説明を受けました。価格も安かったです。
化粧品を取扱う事になったのは和歌山の同業者の紹介です。同業者は靴卸をした事があり卸経験がありました。卸経験の無かった僕にいろいろ手ほどきをしてくれたのです。その同業者は息子と一緒に仕事をしていました。「息子でも出来る商売をしよう」となった事から美容室への化粧品の委託販売を始めたのです。訪問して「すぐに金をくれ」と言うのは素人では難しいです。息子と同じ年齢の僕もいきなり卸販売が難しいのは明らかです。同業者の委託販売を真似しました。同業者は10軒訪問すれば7軒置いてきたと聞きましたが僕は10軒廻って1~2軒置いてもらえれば良いほうでした。数ヶ月も続ければ50軒とかになりました。100軒以上になったのは1年後ぐらいです。何とか「食える」所まできたのです。これですんなり続く筈でしたが取扱っていた健康食品が薬事法違反に。新聞に出た事から取引キャンセルが続出しました。化粧品は関係なかったのですが風評被害で大変でした。それでも使っている人は「これがいい」という人とか店もあり商売を続ける事が出来ました。
薬事法違反で大変な時に出会ったのが操体法。仙台の同業者が教えてくれたのです。同じ頃に正食も知りました。美容室卸だけでなく治療院も廻っていたのでその中の1軒が正食だったのです。当時暇だったので毎日2~3時間通いました。今のように10円コピーは無い時代です。本を借りてメモを取って勉強しました。3ヶ月ぐらい毎日通いました。授業料は一銭も払っていません。生活はピーピー。お礼も何もしませんでした。正食の故山口卓三先生、故岡田周三先生の仲間でした。
化粧品会社は潰れないと言われていましたがパナールは営業終了になりました。倒産ではないらしい。販売不振だと見ています。化粧品会社は研究とかしないと倒産しないと長年思っていました。親戚で化粧品卸をしていた人が居ます。取扱い化粧品会社が倒産しました。有力代理店倒産のあおりを食ったらしい。これまでの常識が通じない時代になったのでしょう。
潰れないと思っていた業界がそうでないケースが到る所に出始めています。パチンコ全国チェーンが倒産というのも初めて聞きました。パチンコ屋は潰れないと思っていました。コロナが影響というのもあるでしょう。何か他の原因があるかも知れません。
ガソリンスタンドの廃業が判り安いです。毎週車で福井と京都を毎週往復しています。今まであったスタンドが減っています。田舎のスタンド減少は顕著です。
増え続けているといわれているコンビ二も減少に転じているというデータがあるという報道もみました。増え続けているチェーンもあるのですが全体で見れば少し減少しているみたいです。
宅配便の荷物が増え続けているといいます。ますます増え続けていくと誰もがいいます。宅急便の荷物は減少していると報道でしりました。「そんなウソでしょう」と突っ込まれそうです。アマゾンとかの荷物は増え続けていると聞きました。これで2024年問題がくるのです。大変らしい。
今までの常識と違う事が出始めています。普通で考えれば人口減少、少子高齢化、団塊世代の現役引退。これだと物流が増え続ける事はないと考える方が普通です。売上げが増え続けるのが常識という時代がなくなりそうです。化粧品はその「手始め」かも。