週間店長情報 健康雑誌「ゆほびか」出版社が倒産 2023.10.30
ネットニュースに出ていました。「出版社が倒産したって別にあんたに関係ないじゃろう」と突っ込まれるかも。誰もがそういうでしょう。しかも「ゆほびか」は一般の本屋に並んでいる健康雑誌です。僕が本屋に行けば必ず手に取ってみる雑誌です。
「ゆほびか」は当方が取扱っている化粧水と関係がありました。化粧水考案者の今井医師が記事を書いていたのです。同じ時期に日本のみょうばん製造8割の会社がミョウバン水(商品名きれいになーる)を商品化 雑誌「ゆほびか」にみょうばん水の記事を出しててもらっていたのです。ミョウバン水の記事を見た今井先生が「ミョウバン水銅貨幣浴」の記事を書いたのが縁で今井医師とみょうばんの会社が繋がったのです。ミョウバン水より今井医師の化粧水の記事の反響が大きかった事から化粧水を商品化したのです。
「ゆほびか」のマキノ出版は直営薬局が全国に15店あるので「商品化すれば直営店で販売する」となったのです。更にミョウバン水で関係が出来た東急ハンズも販売を確約したようです。今井医師からは「僕の知人で化粧品卸がいる」(僕の事です)販売に当たって一から販売ルートを作るのではなくある程度の数字が見込めたから商品化したのです。
今井医師の記事は反響がすさまじく最盛期にはお礼のはがきが数メートルになったと編集長から直接聞きました。編集長と話をした事が二回あります。ミョウバンの会社が今井医師の記事を書いた関係から「ゆほびか」に広告を出し続けたのです。この縁でみょうばんの会社部長と「ゆほびか」編集長に関係が出来ていたのです。その縁で僕が編集長と会えたのです。目的は僕の知識 足と靴とか操体法を取り上げてもらいたかったのです。結果はだめでした。理由は「下ネタ路線に舵を切ったから」です。路線変更の理由は部数です。下ネタ路線に変更したら部数がアップしたらしいのです。僕のような硬派路線の記事は受けないと判断されたのです。
他にも企画したことがあります。長野看護大学助手の「爪ケア」の原稿を「ゆほびか」に持ち込むという話です。こけに僕が一枚噛んでいます。爪ケアの話が商品化とか商売の話の窓口を僕が全部引き受けることに決まっていたのです。この話は助手が公務員だったことから頓挫しました。
助手と「お見合い」をしました。僕が靴の相談日のある診療所に勉強に通っていることから「二人でいろいろ話をしたら」という部長の一言から始まりました。助手が爪ケアの講習に使う化粧水を会社が提供していたのです。お見合いは京都と長野の中間地点の「昼神温泉」で実現。旅館でみょうばんチームと僕と助手が食事をした後二人だけで話をしましたと言いたいところですが別室でチームの4人が見張っていて「合いの手」とか「茶々」を入れたりしてのお見合いでした。ここで爪ケアセットの企画が出来上がり試作品を数百個作ることになりました。出来た物は僕が販売する事に。爪ケアのビデオも作りました。助手は30歳前の可愛い独身女性です。
雑誌に広告を毎月出し続けていると色々な所から広告依頼が殺到したのです。部長は「ウチはゼロ回答しない」主義でやっていたからです。毎日出勤時刻の2時間前に出社して捌いていたそうです。広告を出せば掲載紙が毎月贈られてきます。2~3冊ならチームで分けるでしょうが数十冊となるとそうは行きません。会社の従業員に差し上げればいいのですがそうなりませんでした。理由は欲しい雑誌がほとんど無いからです。結果「ナカショウに送れ」となったのです。僕の所に毎月数十冊の掲載紙が送られてきました。送られてきた物は全部皆さんに配布しました。10年以上当方と付き合っている店だともらった店があるでしょう。雑誌の種類はいろいろでした。クロスワードの本とか歌舞伎の本、茶道の本もありました。漫画本もありました。部長は「出版不況を逆手にとって広告を出している。今まで高額で出せない雑誌でも広告依頼が来ているのでチャンス」と言っていました。部長が退職する2年前ぐらいまで数年間続きました。「ゆほびか」は復活準備中。