週刊店長情報 杉の葉線香について 26 8 4
お盆休みについて
12日13日分は配達しません。月曜日に発送します。18日~20日の注文は12日(火曜日)午前10時迄にお願いします。今週の発注書は2枚になっています。18日の週は納豆未入荷 金子製麺は月曜日のみ欠品扱いです。
杉の葉線香について
1カ月ぐらい前ですが店から「コレゾ財団の人が店に来ている。会ってみませんか」と言う電話。月曜日の配達時です。名前だけ聞けば何か「怪しそう」当方は時間とかが合えばどんな人にでも会います。良い悪いは判らないのです。千に三つの世界です。千当たらなければ三つは手に入らないのです。「良いとこ取り」しょうとしても難しいです。裏と表は大きさ同じです。今回も時間を都合して会いました。入った部屋の入り口付近に若い女性が。彼女が取材に来たものと思っていましたが自然食卸の営業。その奥の方にいる男が「コレゾ財団」の人でした。元々は吉本の旅行部にいたと言う。本人が言うには「追い出されてしまった」話ぶりは吉本の乗り。「吉本の漫才コンビで当方のセミナーのタイトルの漫才は出来ないか」尋ねてみました。「吉本でそんな事を考えられる奴はおらん」「芸人にまともな事を求めるのは無理」吉本に入ってくる芸人には「吉本に頼るな」と言うらしい。漫才学校を卒業した人で物になるのは100人に一人いるかいないぐらい生き残りは難しいと。いろいろ話をしているうちに「コレゾ賞」のチラシを見せてくれました。一言でいえば「ユニーク オモロ 次の時代に伝えたい」事をしている人とか会社を訪問して「賞を受け取って欲しい」と言う活動をしている。僕に声がかかったのは「内海先生の講演会を無料で開催した奴ってどんな人」と言う事らしい。賞をもらったからと言って賞金とか賞品はない。欲しかったら自分で持ってこいという姿勢。何のメリットもない変な賞です。でも受賞した人とか会社に興味があります。今回の線香もその一つでした。何で線香かと言うと今の線香は全部中国製。安価な原料を仕入れて日本で加工すると日本製になるのです。この業界の線香も原料が国産と言う表示の物は見当たりません。一部あるらしい。昔は全部日本で作られていたのです。線香は杉の葉とタブの葉を粉にして混ぜて水で固めただけのシンプルな物です。粉にするのに水車を使っています。生産地は九州の八女市。杉の伐採や間伐後の杉が原料です。食べ物の中国製はたとえ有機JASがついていても当方ではバツです。ずーとこの姿勢です。騒動がある前から続けています。理由は「賄賂でどうにでもなる国」だからです。今回の中国の肉の騒動もアメリカの子会社だから叩かれたのです。この会社は中国ではまともな部類なのです。「中国資本の工場はまともかい」と言われれば事実はきっと「もっとひどい」でしょう。線香が危険だと思うのは脱法ハーブとは言いませんがそんな物を混入しても平然としているかも知れないのです。線香は神経を刺激するのです。昔の人は「落ち着かせる」のに使ったのかも知れません。又は匂いで動物を近づけないようにしたのかも知れません。実際にこの線香は今までの線香と比べると微香性。強烈なにおいはしません。原料として今までは出していたらしい。原料として過去30年以上卸価格は一緒だったらしい。これを線香製造会社が仕入れて香料を配合更に色素を加えて出来上がります。自然派ではくすのき線香が流通されています。くすのきの効果が期待できる線香です。でも本来は「何も期待しない」線香の筈です。それと対抗馬がないのも癪の種というかもう何年もこの状態が続いているのでくすのきが嫌いな人もいる筈です。そういう人に対応していただければ幸いです。富士酢がこの業界の標準でしたが当方の有機酢も少しずつ売れ続けています。富士酢の独特のあの匂いが「嫌い」と言う人達に喜ばれる酢です。何でもライバルがいる方が成長するのです。この線香はくすのき線香の対抗馬です。当方はマイナー人間。商売もマイナー。これも何かの縁でしょう。