週刊店長情報 TPP参加で日本農業復活 25 2 25
TPP参加で大変な様子。日本の農業は競争に弱いと誰もが思っています。お米が自由化になると大変だと誰もがいいます。それを否定するものではないですがここで冷静に考えてみる必要もありそうです。お米は主食ですから譲れられない部分があるのも事実です。大部分のお米生産農家は兼業です。週に1~2日に田んぼに出ての作業と言いたいですが実際は田植えと収穫以外は忙しくありません。除草剤をまけばそうなります。専業農家は自由化されても大丈夫でしょう。努力の程度が違いすぎるのです。日本では弱者が威張りすぎているのです。税金を沢山払う人にもメリットが必要です。選挙の投票権を2票とか5票まで認めるのです。一番判り易いのは税金を払っていない人には選挙権を無くしてしまう事です。税金払っていない人が「税金の無駄遣い反対」は変なのです。小さい生産者を守ることについては異議ないです。日本人は自分たちでは決められないのです。外圧が無いとダメなんです。その昔繊維産業自由化の時がそうでした。日本製が安すぎるという事からバッシングされたので自由化を迫られたのです。今は繊維産業は中国東南アジアが主生産地になっています。簡単な作業で出来る農産物とか 工業生産物はいずれ全部東南アジアとかにシフトすると考えられるのです。農業もきっとそうなるでしょう。美味しい農産物を日本で作る時代になるのです。有機無農薬農産物は日本が世界をリードします。欧米と比べても違いすぎるのです。欧米の有機農産物はあまり苦労しなくても出来ます。冷涼で乾燥地だからカビの発生がないのです。カビの心配をする日本と欧米では農業そのものが違いすぎるのです。美味しさも違いすぎるのです。東南アジア全体では日本のような高温多湿国は少ないです。安価な農産物は日本での生産は諦めるのが賢明です。どうしても作りたいのであればニュージーランドとかオーストラリアで作って日本に輸出するというのはどうでしょうか。日本人がオーストラリアに移住して日本の農業資材を使って出来た農産物は「日本製」ちょっときわどい判定になりそうです。靴業界ではこんなことが実際に起きています。日本人が東南アジアで日本の資材で靴を作る場合です。今は「アッパー」をつけた場所が原産国となっています。他は全部東南アジアで作って「アッパー」だけ日本でつければ国産になるのです。日本のお米野菜だって最後の工程だけ日本でやると国産になるのです。シートのようなもので作ったものをそのまま輸入して最後の収穫だけ日本でする場合を想定して下さい。皆さん「そんなバカな」と言うかも知れませんが。淡路島の玉ねぎだってつい最近までニュージンランド産を淡路島農協が輸入して「淡路島農協の玉ねぎ」と売られていた時期が続いていたのです。TPP参加してもしなくても結果は同じになるとみています。さあ 今から準備 有機農産物の輸出を。