週間店長情報 ミサトッ子を長持ちさせる 2020.08.24
「おめぇ そんな事話したら売れなくなるじゃん」誰でもそう考えます。僕が話したところで皆さんがお客さんにお伝えするかは疑問です。店にとって都合の悪い事です。本当はお伝えしてはいけない内容なのかも判りません。「じゃあ 何で」と聞かれそうですがお店は「お客が得する場所」だと考えると話したくなるのです。今は亡き経営コンサルタント須田泰三さんの言葉です。
経営コンサルタント会社がこの手の事をいろいろ実験しています。話したことがありますが「つり銭を意図的に多く渡す」と言う実験では売上げが増えるらしい。その他プレゼントの効用についても実験しています。プレゼントする人と何もしない人では賛否をはっきりさせる場合はプレゼント組みが圧勝するという結果。事情が許せばなるべくきっかけを作って何かを差し上げるのが繁盛のコツらしい。もらってもらうのは物だけではありません。情報とか知識も含みます。僕らだと皆さんの知らない知識とか情報を話す事でしょう。自然食品販売はうんちく商売だからです。
ミサトッ子の取扱いをしています。勉強に行っていた診療所の医師が「おめぇ ミサトに行けよ」と言われたのが始まり。その時は京都に取扱っている業者がいました。しかも顔見知り。取り扱いたくなかったのです。医師が死亡する前日にも「おめぇ ミサトにいけよ わしが付いていってやるから」と言われました。死亡する前日です。様子を見て「先生 死ぬ」と装具士さんに伝えました。で本当にそうなったのです。僕にとっては遺言みたいなものでした。
都合をつけてミサトに。先生の紹介だというといろいろなビデオとか本を出してきて僕にくれたのです。その時初めて先生が「ミサトに行け」といった理由が判ったのです。
当時僕は足と靴の勉強の為診療所の「靴の相談日」に合わせて行っていました。先生の所に来る人は靴関係の人とかそれぞれ仕事の絡みで出入りしていたのです。僕は例外です。靴屋では有りません。先生は足と靴それに付随するすべて「トータルフットケア」を教えられる人が必要だと言っていたのです。「おめぇが学校を作り、わしらが講師でいくねん」と言う構想だった?
ミサトは技術アドバイスをしていた元兵庫教育大学教授と縁が切れたみたいです。後ろ盾がなくなってしまったのです。組合の人は全部教授に「おんぶにだっこ」でした。教授は全国の保育園幼稚園を無報酬で廻って宣伝したのです。ミサトで草履の勉強している人はいません。
教授の縦軸アーチと横軸アーチ形成を促進する理由がチラシに書いていません。その為「何で」と聞かれると答えられないのです。僕は皆さんに説明しています。僕が考えた案です。教授に教えてもらってもいません。教授の後を継ぐ人もいないと本人から聞きました。「身体行動学」と言う学問です。「ありぁ 長すぎるよう おめぇ はようせんかい」「へぇい 今からでーす」
歩行の順番は踵をついて 小ユビ側に重心移動 最後は親ユビに重心移動と言う繰り返しです。あおり足歩行と言います。一番重力のかかるのは踵。草履も踵からゴム底が減ってくるのです。こんなの当たり前です。減りを少なくする方法は踵部分にクッション材を装着すれば解決です。材質は何でもいいのです。当方は靴の中敷に使う「キャンブレル地」があるのでそれをきって使っていますがドラッグで販売している足底板を切って使ってもいいです。家の中に使えそうなものが色々ありそうです。ゴム、発泡スチロール、ダンボールでもいいのです。
草履 スポンジ底靴(ゴム底は別物)には欠点があります。底が減ってくると滑りやすいのです。雨水がついたピータイルは本当に危険です。靴は勉強会があります。改良点を話し合っているはずです。「○○ソール」は滑りにくいと聞きました。草履の勉強会があるとは聞いた事がないです。僕が「一人勉強会」をしているだけでしょう。すべる草履の対策は雨に強いサンドペーパーを両面テープで踵部に貼り付けるだけでOK。クッション材とサンドペーパーでミサトッ子は1年以上持ちます。(通常は4ヶ月)僕は持ちました。「ほんまかいな」試してみる価値ありそう。