週刊店長情報 繁盛は単純がポイント 24 12 24
繁盛している店とか商売に興味があります。店はアイテムと在庫が多いと繁盛すると言っています。賢い人は真逆をします。一番儲かるからです。アイテムが少なく在庫が少ないと収益は最大になります。商売は賢くない方がいいとみています。賢い商売はいつも時代とか世の中を気にしなくてはいけません。「馬鹿が世を持つ」と言います。世の中は賢い人が引っ張っていると誰でも言いますが支えているのは馬鹿と言われている人達です。障害者の作業所から石けん仕入れています。普通は補助金で運営されていますがここでは補助金なしで続けています。しかも黒字経営です。ここの塾長は「今の作業所は全部補助金で成り立っている。自立出来ていない。ちゃんとやればどこも補助金なしで黒字になる」と言っています。ここで作っている「白雪の詩」はものすごく売れています。ドラックでも入手困難商品になっています。当方は長野県の化粧品の取扱からそこの部長が紹介してくれた事からの取扱です。注文すればすぐに入荷します。何で売れているのかは「お買い得」だからです。石けんは通常110g~130g180円ぐらいが普通です。自然食品店での話です。これが180g2個で263円です。しかも無添加 パーム油100%です。少し考えれば「こりゃ お得」と判ります。結果バカ売れ状態に。判り易いでしょう。当方の化粧水もシンプルです。310mlで714円.無添加の化粧水としては破格の安さです。これも売れています。前回の売り上げランキングでは上位に入っています。あづみの湧水も売れています。自然食品店業界では激安商品です。大部分は350円前後です。それが190円自然食品の宅配業者だと割引して納品しているので150円小売になっています。これだと他社は太刀打ちできません。売っているお店は判っている筈です。売っていない店は「今までとの兼ね合いから取り扱えない」のです。カップ納豆も売れていますがこれは特注品です。特別に作ってもらっています。毎週木曜日昼までに発注しますが発注してから製造にかかります。その為集計は最初。一番早く発注します。これも比べてみれば格安になっている筈です。初めから「売れる価格」を設定しているからです。ニシンバレ、出会いバレも売れています。これだって激安商品です。20年以上捨てられていたものを商品化。類似商品がないので独占状態。当方のような零細卸でも独占が出来るのです。賢いのではなく賢くないから出来るのです。賢い人はもっといい事を考えます。僕には想像できないですが付加価値をつけて高く販売することを企画するでしょう。10月から投入の破レバレ乾燥椎茸の企画外品。これもバカ売れ状態が続いています。理由は馬鹿安。正規品の半額ぐらいです。売り方上手とかは関係ないです。店の目立つ場所に置くだけでOK。後はプライスカードを貼るだけ。これだけで「売れていく」のです。特別に才能は不要です。賢い人は「これだと少し高くしても売れる」と判断して高く売価を設定。結果「それほどではない」となるのです。事実そうなっています。安売りで始まったスーパーですがだんだん高くなっています。売り上げは前年割れが続いています。何で安く出来ないのかというと「賢くなってきた」からです。高くても売れると考えるからでしょう。賢くないと「今まで売れてきたのだから同じやり方で」となるのですが賢くなると「これだけ沢山の人が買い物してくれるのだから一部の特売で釣って後は収益が上がる価格に設定すると儲かる」となるのです。当方は設備も何もない卸です。原価が大手卸と同じだと確実に安く販売出来ます。少しぐらいの差でも安く販売出来るでしょう。大きくなると余分の経費がかかるのも事実です。売り上げも大きいですが経費も増大するのです。しかも賢い人が一杯。「損するような売価設定は出来ない」のです。売れない価格でも。当方のように「売れる価格」を設定すると「儲からない」場合もあるのです。売れない価格を設定して売れる事はないです。まず売れる価格ありきですが馬鹿にならないと出来ないのです。当方は馬鹿でも売れる商売を目指しています。皆さんのほとんどは「賢い人達」です。賢くない僕のようになるには修行が必要です。単純で判り易いのがポイントです。