週刊店長情報 治療のコツ 接客のコツ 24 7 2
治療師ではないですが操体法と30年以上かかわっています。今はほとんど出席出来ませんが「操体バランス研究会」には10回以上出席しました。研究会では研究論文の発表が毎回あります。夜は懇親会 次の日は「交流会」ここで実技とか分科会があります。実技に関心がある参加者が多いのが実情です。ここでいろいろな操法を見る事ができます。治療師とか整骨師 医師 保健婦 学校教師 一般の人が参加しています。故橋本先生を知っている人も沢山います。この世界はほとんど「誰から習ったか」が判っています。関西では有名な奈良の北村先生 習ったのは大阪の北田先生 僕が尊敬している広畑先生は橋本先生の高弟の三浦先生の所にいました。今 本とCDも出している矢上先生は中川先生の所で操体を習いました。矢上先生は吉真先生にヨカを習ったと聞いています。吉真先生にヨガを習っていたのは今引っ張りだこの正食の岡部先生です。中川先生は北田先生の所で習いました。関西はほとんどこの人達に関係した人たちが普及の前線に立っています。僕は門外漢というか僕と一緒に普及活動をしていた相棒は別の所で操体を勉強しました。僕等の先生は理由があって温古堂へは出入り禁止になってしまいました。僕等は普及活動を始めた時から「親分なし」状態だったのです。30年ぐらい前に関西に故橋本先生を呼ぼうという事になり今まで関係が無かった 広畑さん 北田さん 北村さん 中川さん 和歌山の平野さん そして僕たちが集まって作ったのが「関西操体道普及友の会」です。ここまで書くと僕ちゃんて操体では古株だということが判るでしょう。無名ですから誰も先生とは言ってくれません。言ってくれるのは出来そこないの弟子達です。今も困った状態が。C型肝炎のキャリアがばれて首になった人がいます。彼から「先生のアパートの隣に引っ越ししたい。先生の仕事を手伝いたい」と言われています。特別な資格がなく40すぎの独身男性。「先に仕事を見つけてからひっこしを考えたら」とアドバイス。「いやだよう 独身で若い可愛い女性ならいいけど」と僕。治療師は全部「先生」です。結構プライドが高いです。ついでに言えばみんなかなりわがまま。医者ほどではないですが。医者はわがままになるより忙しすぎるので威張っている暇がないですが治療師は医者ほど忙しくないのです。それより我儘なのが患者。北村先生の治療を見学した事があります。先生は真面目な人です。患者に親切なアドバイスをするのですが患者は「好きなもん食べるの止めるなんて出来ない。食養生をしないでいいように治療して」とのたまう患者。僕なら「帰れ」とか「言う事聞かない人には治療やんない」となるのですが先生はニコニコしてアドバイスを続けます。これだと患者より先生の方がストレスを一杯抱えてしまいます。事実その為に病気になる治療師も沢山います。これは事実です。昔の僕は治療師の仕事を羨みました。今はバツです。言う事聞かない人を相手にするのは嫌い。美容師は綺麗にするのが仕事です。相手に「綺麗になりたいのなら我慢して」と言うと「我慢します」とほとんどの人が聞いてくれます。化粧品店でも同じです。
突然ですが三浦先生は治療の目的は「患者に快的感覚を感じさせれば治療は成功」と言います。その為どんな方法でも構わないとも言っています。患者の言う事をとことん聞くのも一つの方法。患者の言う事は全部無視というのも方法です。「言う事聞かないなら 帰れ」と言われた患者が「この先生は私の事を本当に心配している。先生の言うとおりにしよう」と言う患者もいるのです。「いったいどっちにすればいいの」と言われそうです。どちらにするかは「勘」で判断。その為 勘をよくする方法を実践する事です。具体的には「菩薩乗」と言う修行です。「おめぇ また 判ったような 判らん事をいうなぁ」菩薩乗と言うのは六波羅密の事です。「そんなこと言ってもやっぱり判らん」密と言うのは修行の方法。六つの修行方法です。布施 忍辱 持戒 精進 禅定 般若 これを深く行った結果 どんな相手でも間違いのない接客が出来るのです。プロとはいつどんな時でも間違わない事です。おめぇ 変な奴 さっぱり判らん。と言われそうです。いずれ説明を。