週間店長情報 番外 あこがれ?の入院 31 2 18
「痛い痛いと唸っているのと違う」「そうなっていません。痛み止めも飲んでいないです。痛かったのは手術後麻酔が切れた後の1日だけ。」「くえんやつじゃなぁ」「うなってもがき苦しんでいるおめぇの顔を見たかったのに 残念」「七転八倒とは程遠い状況です」
店長情報休刊予定でしたがこんな面白い経験「知らせにゃ そんそん」と思ったのです。生まれて初めての入院です。病院の診察は40年以上来たことがありません。歯医者は3回だけです。救急車で自分が運ばれたのも初めて。外から見るのとは違いすぎる体験でした。
家内はいつも「あんたは病人に冷たい。病気になった事がないから」とよく言います。家内の両親は早くに亡くなりました。父親は60前。母親も60過ぎでした。健康だと病院とは無縁。
当方の入院で皆様にご迷惑をおかけしています。一番迷惑を被っているのは一緒に仕事をしている息子。今まで二人で分担していた仕事を一人ですることになったのです。骨折が間違いないと判った時は一番の心配事。「仕事大変な事に」と思ったものです。悩んでも何も解決しません。仕事以外の事もあります。セミナーの問題。これも準備はほとんど僕がしているのです。更に毎月のボランティア。これは数ヶ月休む事に。僕がいないと「自信が無い」というのです。
「人生は悪い冗談の連続」といつも言っています。「人生経験が豊富かどうか」ものさしは「困った回数 困った時間 解決した%」で表されるとも言っています。困った回数が多い人のほうが「人生経験が豊富」と言えるのです。加齢だけで経験豊富にはならないのです。
「困った事はあなたに其の問題が解決できる力がある」からだともいつも言っています。いろいろ悩みを持った人も自分で解決出来る力があるのです。僕の前に起こった困った出来事は僕が解決出来るはずです。周りに迷惑がかかっても解決しなければならないのです。
救急車に乗ったのは2度目。母の病気の時に付き添いで乗ったのですが病人として乗ったのは初めて。到着するまでの30分ぐらいに血圧は3回測りました。「こんなもんか」と思ったのですが救急車の中の担架のクッション性は悪すぎます。病人を運ぶと言うより荷物を運ぶのに似ています。人間に優しくなっていないのです。野戦病院の担架に近いです。救急救命室に入ってすぐに血圧を測りました。「今車の中で3回も計ったのに。まだ測るんかい」と言いたい気分。処置の後にも血圧を測ります。処置は添え木とテーピング。包帯は弾性包帯でした。手術までこの状態。更に内科の診察を受けました。其の時も別の人が血圧を計ります。血圧が高かったので3回ぐらい計りました。こちらの想いで血圧が変化するかを知りたくて「有難うございます」と心に言い聞かせると30ぐらい血圧が下がりました。「有難うございます」結構効果ありました。内科の先生に「血圧は下げたらあかんと言う医師がいるけど」と言うと「そんなアホな医師が今時いるんか」と言われました。これが現実の医療現場だと悟りました。ここで浜先生がどうとか行っても無駄でしょう。
レントゲンとCTも初めて。CTなんて興味津々。見たり聞いたりした事はありますが自分が受診する機会はなかったのです。レントゲンはイメージとは違いました。足の診療所にもありまずが。先代の先生の時は昔ながらのレントゲン設備でした。CTはもうテレビドラマの世界です。受診しなければ判りません。こういう機会を与えてくれた神様に感謝したい気持ちで一杯です。医療現場で起こっている事を知るには入院しなければ判らない事だらけです。働いている人達もかなり多いです。昔看護師は女性がほとんどでした。今は男性も多いです。看護助手も男性が。今まで看護師は若い女性というイメージでしたが残念。いろいろお勉強が出来るかも。しかも足です。左右の踵骨骨折。通常骨折するのは片方だけみたい。見舞いに来た人が「片方だけだとおめぇなら足を引きずっても仕事をするから神様が仕事を出来ないように足止めしたのだ」と言うのです。そうかも。あこがれの入院で幸せ一杯。と言いたいですが周りに掛ける迷惑を考えると心が痛い。