週刊店長情報 低温乾燥木材 29 10 16
ベストアメニティ 一部価格変更。メーカー価格に統一
低温乾燥木材
この業界とかかわりになった初めてのアイテムは牛乳です。乳についてはいやな思い出が。伯母が山羊を飼っていたのです。その乳を飲むことに。頼まないのに親戚だと言う事で毎日置いていくのです。有料。これを僕達子供が飲んだのです。「まずい」当時の小学校では脱脂粉乳のミルクがでました。みんな「まずい」というのですが僕には「やぎより美味しい」いつぞや「低温殺菌牛乳はまずい」と言うタイトルで週刊店長情報に掲載したことが有ります。大反響「あんたは牛乳の事を何も知らん」とか「私もそう思う」とかいろいろな意見が寄せられました。よつ葉からもありました。僕は種明しをしただけです。初めのきっかけは紹介されて訪問した九州の自然食品店の店長の一言です。「ウチでは低温殺菌牛乳は売れなかった」当時は「低温殺菌牛乳は美味しい」と頭で思っていたのです。小さい時やぎの乳は飲んでも牛乳は飲み続けていません。貧乏ですから。当時の僕ら(福井県の田舎)の大部分の人は牛乳を飲んでいなかったのです。牛乳を飲める家は「だんなんしゅう」この店長の言葉を聞いて「九州の人は牛乳の味が判らない味音痴なのだろう」と判断しました。数年後富山のスーパーのイベントで隣り合わせになった飛騨牧場の人が謎解きをしてくれました。聞けばだれでも納得できる内容の筈。店では低温殺菌牛乳を取り扱っているのですから僕の話に反論するのが当たり前なのも事実。僕は地雷を踏んだのです。富山のイベントでは一般人を対象に飲み比べをしました。この結果も飛騨牧場の人が種明ししてくれた内容と一致しました。無料でいただいた本の中に低温乾燥木材の本が有りました。本題は「樹と人に無駄な年輪はなかった」と言うタイトル。タイトルが気に入って注文したのですが内容は低温乾燥木材の素晴らしさを紹介する本でした。低温で乾燥させると木の中にある酵素が抜けないで樹が生きているというのです。今までの乾燥は高温乾燥。これだと木の中の酵素が死んでしまう。このプラントは全部木材でできています。設置場所もコンクリートではありません。一般的には勾配をつけてステンレスとかで作られているのに。ステンレスだと「ヘドロ」が出るらしいのです。今の日本は杉の木が沢山あるのに海外から木を買っています。理由は日本の杉は水分が多い為乾燥に手間と時間がかかるからです。特に杉の真ん中の赤い部分(黒いのは黒芯)は水分が抜けないらしいのです。著者は日本の杉が活かされる筈なのに現状は真逆になっているのを憂いているのです。低温乾燥の温度は45度です。木材をこの温度で乾燥させると素晴らしい木材が出来ると言うのです。筆者はそのプラントを販売しています。無添加住宅というのがありますが低温乾燥木材を使っているとは聞きません。見学に来た人が真似をして堂々と販売しているプラントもあるらしい。志が同じだと思ってすべて公開したのに類似品のプラントを作って特許を申請して販売している業者もでているのが現状です。低温乾燥木材は中の方から水分が抜けていくそうです。というと「そんな馬鹿な」と言われそうです。外側の白い部分の水分が多い方の水分が抜けると内側の部分から水分が移動するというのが開発者の見解。この部分を読んで思い出したことが有ります。お茶の片木さん訪問で遠赤外線焙煎についてです。片木さんの説明では中の方が先に火が通ると説明していました。参加していた正食指導者が「熱は外から中に向かうのが自然」と言う事から棒茶の遠赤焙煎の採用を見送りました。「ひょっとして僕は何も知らないで勝手に解釈したのかも」今反省しています。もしこの低温乾燥木材のようにお茶も焙煎の過程で水分は外から抜けていく過程で中心部の水分が外に移動すると考えると中から先に火が通ることになるかもしれないのです。遠赤外線サウナに入ったことが有ります。決して高温ではないのに汗が出ます。低温乾燥木材プラントをサウナ代わりに出来そうです。更に野菜果物を乾燥させると美味しいらしい。いずれ気が向いたら続きを。忘れなければ。