週間店長情報 ムース空容器の苦情 28 6 6
宅配会社の代表からファックス「ムース空容器で美肌せっけんを入れても泡に出てこないというお客さんから苦情がきている。いろいろ試してみたが出ないという。他社のシャンプーを入れると泡状に出てくる。美肌せっけんだけ出てこない。この会員はクレーマーではない。こんな物の販売を続けているのはいかがなものか」と言う内容。空容器の取り扱いは10年以上。今までの苦情は「詰まって出てこない」と言うのが大部分。この場合は「湯の中チャポン」5分ぐらいで中に詰まっている石けんカスがお湯で溶けて解決。今回のように「欠陥品」だという苦情は初めてです。「そんなバカな」と思っても、先方は「何度も試してみた」と言うのです。これでは当方は極悪人です。早速試しました。取り扱いの初めには試しましたが10年以上前。容器自体が初め取り扱っていた物と変っていることも考えられます。今回は大と小の二つを同時に試してみました。初めは薄めないでせっけん液を入れて押してみました。ちゃんと出ました。更にせっけんの容量の半分くらいの水を入れて容器の上から押してみました。やっぱり泡になって出てきます。真上から押すのと目線の高さを押すのでは力の入り方が違うのです。その上「脇を締めて」操体法でいつも話をしている内容です。ここまでは変化はありません。「いったいどんな方法で試したんだろう」不思議です。更にせっけん液の同量の水を入れて容器を押してみました。これだと「ガー ガー」と言う音がして泡がクリーミィに出ません。音はしますが泡がいまいち綺麗に出ません。僕が奨めている方法です。不完全な泡しか出ません。普通の人なら「これはダメ」だと言うでしょう。僕の意見は「せっけん液はなるべく少ないほうがいい」のです。シャンプーを薄めるとボディソープになります。以前化粧品会社の技術屋と呼ばれる人から教えてらいました。彼らは「化粧品の処方」をしているのです。「誰にも言うな」と言われました。化粧品会社は香料を変えてシャンプーとボディソープを販売しているのです。ほとんどの人は毎日シャンプーしています。心ある美容師は「シャンプーは週2回ぐらいにして」と言いますがユーザーは聞きません。それで化粧品メーカーはせっけん濃度の薄いシャンプーを作っています。毎日シャンプーすると髪が傷むのです。髪が傷むというのは専門家なら誰で知っています。その上自然乾燥ではなくドライヤーで髪を乾燥させるでしょう。これも髪にダメージを与えます。シャンプー剤を使わない人たちがいます。有名なのは京都錦で美容院をしているマリナ美容室。店主の牧野裕子さんは知り合いです。10年以上前からの付き合いです。当方のセミナーにも時間が合えば参加してくれます。彼女は洗濯も石けんを使いません。炭と塩を使っています。新聞にも紹介されたこともあります。マリナ美容室は週に2日だけの営業です。後は遊んでいます。ご主人がいるからやっていけるのだろうと言われるかも知れませんがご主人も仕事はしていない模様。家には洗濯機はありません。テレビ クーラー 冷蔵庫もありません。1か月の電気代は1000円未満。これじゃあ働く気が失せてしまいます。彼女の真似をする美容師は出てきません。その為「一人勝ち」状態。更に せっけんを使わない人は「傷は絶対使用毒するな」の夏井睦医師が有名です。操体法の全国操体の会 代表の橋本先生(医師)も推奨しています。シャンプーを全廃するのもいいですが僕は少し使うことを奨めています。爽快感が必要だと思っているのです。貸おしめ工場の見学をしたこともあります。友人が当時所長だったのです。ここでもいろいろお勉強。おしめに使う石けんは昔からある玄武石けん。しかもほんの微量です。10数回洗う螺旋式洗濯機で石けんを使うのは2回。おしめの重さと水の量、時間がノウハウらしいのです。プロはせっけん液をなるべく少なくして最高の洗浄効果を狙っているのです。液をたくさん使ったからと言って汚れがよく落ちることはなさそうです。泡容器の販売はせっけん液をなるべく少なくすることを目的にしています。美肌せっけんは無香料。このくらいの価格での無香料シャンプー ボディソープは皆無。増粘剤も入っていません。当方一押しのアイテムです。もち安全です。