週刊店長情報 出汁入り味噌について 23 5 9
昨年2月に痛風らしき発作が出た事から食事内容を変更しました。20年以上食事内容は変わっていませんでした。いつも「病気でない人は今の食生活を変える必要はない」と言っています。続けて「病気になったら生活を一新したら」「肉魚を食べ続けて病気になったら肉魚を全廃 肉魚を食べないで病気になったら肉魚中心の食事にしたら」とアドバイスを続けています。僕自身サプリを飲み続けた事はないです。もらったものでも1回でそのまま。かなりの面倒くさがり。続いたものが一つ。ある治療師兼薬剤師を訪ねた時に操体法の一つの手技を教えた時「無料では気がすまん。話題にでたユナルゲンあげる」と言って当時関心があったユナルゲン(万能薬)を1本もらったことがあります。もらった2本飲み続けました。でもどこも悪くない僕では「効いているのかどうか判らん」状態。痛風の発作だと確信した時はすぐに断食を決心。人にいつも言っているからです。効果はてきめん。発作は無くなりました。その後は具一杯味噌汁とご飯に造り(さしみこんにゃく)が定番。今はこんにゃくでない普通の造りも食べます。食事内容で一番変わった点は練り物を全廃したことです。(今はどきどき食べます)1年以上たちましたが再発はないです。定期的に出る発作が起きていません。(痛風の激痛は なり始めは半年ごとぐらいに起きますがだんだん周期が短くなってくるのです)味噌汁を毎日作るうちに出汁入り味噌を食べ続けてみることに。出汁入り醤油は売れています。出汁入り味噌が一般化すると予想しました。使ってみて「なるほど便利」です。続けているうちに「結構 量がいる事」も知りました。味噌のマルカワの川崎社長によると出汁入り味噌を試作したことがあるのだが断念したとのこと。味噌に出汁を入れるだけで出汁入り味噌が出来る訳ではありません。味噌の発酵を止めてから出汁を入れて作るらしい。米国への輸出用味噌は発酵を止めて出荷しています。安定していいと考えますが味噌生産者としては発酵が続いている方が美味しいという見解。減塩味噌とかもそうですが一般の味噌は一度に使う量が多いのを知りました。塩分を多くした味噌は少量で済みます。商売としては「儲からないのです」出汁味噌は「儲かる」商品になりそうです。しばらく続けてからマルカワ味噌と市販の無添加味噌も買って味噌汁を作りました。その時は出汁の素を入れます。フェアーでもらった現品とか試供品が沢山あります。これを片っ端から試してみました。出汁の素で味噌汁を作ってみるとやっぱりこちらのほうが美味しい。こぶとカツオで初めから出汁をとるともっと美味しいのは自明の理。手間についても検討。出汁を作る手間はそれほどかかりません。毎日の体調とかを考えると出汁の濃さも調節できるのです。「今日は動物性 明日は植物性」とバラエティさがあった方がいいと考えます。味噌もいつも同じでなくてもいいのです。「昨日は合わせにしたので今日は麦味噌にしょう」とか考えてもいいのです。人間の身体は毎日同じものだと感動しないのです。たまに違った味噌を使うのも身体をしゃきっとさせる一つの方法です。出汁味噌の市場性はあるかも知れませんが美味しさと体調にあった味噌汁を作るとなると分が悪いのです。手抜き味噌は「味噌なら何でもいいんじゃい」という人にはいいのです。「どうせ食べるなら美味しいものを食べたい」という人には?が付くのです。僕のような怠けものでも「毎日飲む味噌汁は安全でおいしくなければいけないのは誰でも知っています」「ひと手間を惜しまずに美味しい味噌汁を飲もう」と言いたいのです。そうすると自然食品店で販売している無添加味噌汁が一番なのです。でも市販の無添加味噌も侮りがたいものが出始めています。味噌生産者も「昔ながらの製法が一番」と言い続けているのは危険なのも事実です。マルカワさんのように10種類以上もアイテムがある味噌製造会社は少ないです。川崎社長は「遊び心がない」と。そのうちに味噌ブティックとか いろいろな味噌汁を飲ませる「味噌汁だけの店」が出来るかもしれません。古式騒然とした古い体質の業界にも「楽しい 面白い」要素が必要です。出汁味噌も問題点を指摘できないのでは失格です。味噌の発酵を止める方法は直接中橋に聞いて。