週間店長情報 店も人もハイイメージ 2022.11.21
以前スーパーとか生協に自然食品問屋が営業に行っているという話をしました。その為自然食品店に問屋の営業がほとんど顔を出さない状態が続いています。これは本当です。僕のように毎週40~50軒の店を廻っている僕だからいえる事です。
スーパー 生協の無添加食品の取り扱いが増え続けています。これも事実でしょう。でも無添加食品が一般消費者に普及すると考えるのは早計です。付き合いのある米の生産者のお米が道の駅に並んでいます。一般の人が買っていると考えますがこれも?です。県の要請で委託品として置いているのです。たくさんは売れていない筈です。比べるのは他のお米の販売数量の差 道の駅では慣行農法のお米も併売しているのです。慣行農法のお米の売れ方が断然多い筈です。生協 スーパーでも同じ現象が起きていると見ています。
スーパー生協では無添加食品とか有機JASのお米とか置くのはたハイイメージ商品としての位置づけです。高級品と低級品を併売すると顧客は選択肢が増えるのです。選択肢が多い方が売れるのです。高級品はイメージを上げる役割を果しています。お客さんは高級品を横目に見ながら財布と相談しながら選んでいるのです。
スーパーとか生協は安全性とかはあまり考えていないのです。「酵母エキスに問題があるとか蛋白加水分解物も問題がある」と指摘する人がいると言っても少数派なので無視なのです。政府がバツと言わなければ何でもOKです。添加物の講演会をした時生協の規制は全添加物全体の1割未満をバツにしていると聞きました。添加物の9割はOKが生協なのです。「うそでしょう」と言われる人は生協のページを見ると判ります。以前化粧品メーカーから「○○葉は生協 君が販売してはいけないルート」と言われた事があります」僕の許可されている業界は自然食品業界と美容室です。そこで僕は「スーパーで販売している物を安く売るのが生協。自然食品店で販売している物を安く売るのが自然食宅配。普通の生協とは違うのです」と返答しました。「生協は全部同じ」だと思っていたのです。「無知な私共にレクチャアいただき有難うございました」と言われました。
店は数年単位で陳腐化します。10年前20年前30年前とは販売するものが少しずつ変わってきている筈です。10年前と同じアイテムを取扱っていたのではイメージが下がります。近くに競合店があるとお客さんははしごします。いつも同じ店で会うお客さんを違う店で出くわすことがあります。お馴染みさんでもはしごしていると思ったほうがいいのです。
店のイメージを上げ続けていくにはいろいろ工夫する必要があるのです。美容室を廻っていた頃綺麗な店が沢山売れることがないことを知りました。ついでに言えば万引きしやすい店が売れるのも事実でした。万引き対策として商品をショーケースに入れた結果全く売れなくなった例もありました。ごちゃごちゃ色々ある店が売れていました。驚愕の殿堂ドンキホーテが売れていると聞きました。店の中はごちゃごちゃです。その中でもハイイメージがある筈です。イメージを揚げるには高級品の取扱いも必要です。と言っても高額な健康食品を置いたらとは言いません。一般食品でも高級品があるのです。これがイメージアップになりそうです。高価なりんごを置くのもその1つです。しかし高価なりんごだけを置くのはNGです。比べる対象が必要です。りんご1アイテムでは比べられないのです。比べる対象は多いほうが良いのです。
人もイメージ上げる必要があります。世阿弥「家伝の書」に有名な「秘すれば花なり」があります。この一文で僕は茶髪にすることを決心しました。40歳過ぎると「お兄さん」から「おっちゃん」と呼び方が変わるのです。スタイルで自分のイメージが変わるのも事実。健康食品の営業は全部スーツ姿です。僕のような低額品を扱う営業はスーツ姿は無いです。蝶ネクタイで接客していた人を見かけたことがあります。僕には出来そうもない。これもイメージを上げる方法です。