週刊店長情報 みんなうそ、全部うそ 2024.06.24
今回は大変ご迷惑をおかけしました。今週から正常に仕事を始めます。不手際で一部欠品が続きますがご了承下さい。今後はなるべく皆さんにご迷惑をおかけしないように努めます。
事の発端は体調不良の時の対処法として断食をしたことから始まりました。体調不調になったので「3日ほど断食」を決意しました。これで快復の筈でしたがそうはなりませんでした。体調は更に悪化 結局入院となりました。病名は肺炎。1週間は投薬と点滴。薬疹が出たので投薬も点滴も中止。血液検査で肝臓とかの数値が悪化したので「様子見ましょう」と更に3日。結果肝臓の数値がよくなったとかで「もういいです」と医師「退院してもいいの」と聞くと「そうです」と言うので「いつ」と聞くと「いつでも」というので「じゃあ 明日」となり退院。1週間の点滴と投薬で後の1週間は「食っちゃ寝、食っちゃ寝」状態でした。
断食は効果があるとこれまでは固く信じていました。一番簡単な方法で効果はてき面だと皆さんにも話をしていました。それがダメだったのです。10年以上前に痛風の発作が出たときにも断食は効果がありました。通風についてはいろいろ情報を集めています。
10年前に効果があった方法が役に立たなくなったのです。現実は受け止めないといけないでしょう。初めて痛風の症状ででた時「今までの食事習慣を代えること」20歳代から同じ食事を続けていたのです。手始めに練り物を全廃。これは4年ぐらい有効でした。その後ごはんを減らしました。これはかなり効果がありました。10年以上続けています。
痛風の対処法はこれでよかったのでしょうが他の体調不良の断食は今の僕に効果がない事を実感しました。「何で?」と聞きたいですが実際に効果がなかったのです。結論は「断食は体力のある若い人向き」です。「3日食わなければたいていの病気はよくなる」の著者は当時の年齢では体力があったのです。という僕も10年以上前は体力があったのです。今の僕以上に。
そう考えると今まで信じてきた健康法の本の見直しが必要かもしれません。僕が関わっていた操体法の本で関係者にはバイブルのような本「万病を治せる妙療法」も著者の年齢は40歳~50歳だったのです。この本は高齢者を対象にしていないのです。
本では歯の生える順番についての記述があります。歯の構成で食事の量について提案しています。肉魚、魚の倍ぐらいの野菜、それより多いぐらいの御飯を食べると良いと説明しています。普及活動では自信を持って話をしていました。今は「恥ずかしい」の一言です。
「歯医者は今日もやりたい放題」という講演会をしたことから歯に寿命がある事を知りました。歯周病とか歯槽膿漏とかいろいろ言いますが虫歯治療以外は寿命で抜けている場合も多いのです。歯が生える順番で食事の方法があるのなら抜ける順番で食事の割合も代えていく必要がある筈です。こういう記載はないです。更に「重心のかかる方を伸ばす」と言いながら毎回動診をするのですがこれも毎回重心が代わる事はない筈です。その他台所に立つ位置についても「半足」分引いてと提案していますが今は筋電図で一番リラックス出来る位置は弱火調理の水嶋シェフが講演で説明しています。(斜め45度)今はデータで説明できるのです。当時は不可能だった?
本屋に沢山の健康法の本が並んでいますが大部分健康な人が書いているのです。本の裏側の著者の年齢を見る事を推奨します。自分と同じ年齢だと当りです。僕と同じくらいの人の書いた本は鎌田何がしの本でこの先生に講演依頼をしたことがあります。断りの理由は「障害者関係団体に限る」でした。でもきっと真似できないでしょう。理由は鎌田先生のように自己規制が出来ないからです。僕の場合は100歳以上の医師故日野原何がしの「規則正しい生活をすると健康だというのは真っ赤なうそ」というのが真似しやすい。大部分の健康法とか生活の仕方の提案は高齢者には「みんなうそ ぜんぶうそ」としか思えないのです。