週間店長情報 マイナス金利はこれからの常識 28 5 9
突然ですが鮭昆布巻1本に変更
製造元から「在庫もなくなったので変更したい。今までのものは2つに切って2本入り。これを切らずに1本包装にする。価格も少し安くする」との電話。
1本入り価格は380円税込に変更します。今週からです。
マイナス金利はこれからの常識
マイナス金利が導入されて銀行は大変らしい。銀行は日銀に預けると今まではなにがしか金利が付いたのです。マイナス金利にすれば民間に金が廻る筈と考えたのが日銀。結果インフレになるという読み。このくらいなら子供でも考えられる事です。実際そんなにうまくいくでしょうか。評論家の長谷川何がしは「平和はデフレ 戦争はインフレ」だと言っています。判りやすい言葉です。戦争状態ではない日本は今後もデフレが続くというのです。デフレでも技術の進歩は続きます。新技術はあっと広がり標準に。それまでの物は陳腐化、時代遅れになり市場より退散させられるのです。新規品は従来の不便を取り除いて安いのが普通です。戦争に使う頭を民需に使うからこうなるのです。大震災が起きて5年、更に今は熊本の地震。普通なら復興景気で湧いていなければいけないのですがそうなっていない模様。戦後焼野原からの出発ではずーとインフレが起き続けてきました。物と金が不足していたのです。物不足の時代 物は作れば売れる状態でした。商売はやりやすかった筈です。物不足がインフレを増長させるのです。この時代の金利は高かったです。数パーセントです。今では考えられない金利です。物は不足していないのです。大震災が起きても物は不足しないのが今の日本。仮設住宅は不自由ですが生死の心配はありません。戦後なら仮設住宅が本宅になっていた筈。熊本の地震でも物資の不足はほんの1日です。ボランティアも「わんさか」状態なので県で受け入れを制限している状態です。戦後の復興ではボランティアはきっと皆無だったでしょう。銀行ではお金は不足していないのです。預けてもらっても困るのです。融資したい会社もお金に不足していないのです。何回か報告したことがありますが付き合いのある化粧品会社は銀行に貸したいくらいらしいのです。貸したい相手は回収に不安が残るのです。回収できそうもない案件は首をタテに振らないのが銀行マン。百万円ぐらいだといずれ傘下に収めたサラ金に仕事を回すでしょう。その方が融資の決済時間は短いです。従って銀行は大きな金額の案件を探すしか手がないのです。優良会社に借りてらいたいのですが先方も金余り状態です。逆に「借りてくれ」と言われる始末。銀行員も出来高払いにするかも知れません。貸付の責任をはっきりさせるとそうなります。今まで給料がノルマ制の経験がない彼らはびっくりするでしょう。生保のセールスマンと同じ待遇にすると銀行マンの実力がはっきりするのです。フルコミッションにすると今までの高給が望めない銀行員がたくさん出るでしょう。公務員もフルコミッションのシステムを導入するのがいいのです。銀行にとってこれから大変な時代が来そうです。我々にも影響が。預金に利息が付かないだけでなく預け料が発生しそうです。今まで預けても金利はスズメの涙と言っていたのが逆に手数料を取られる時代がくるのです。「そんなバカな」ですが預金以外は全部手数料を払っているのが現実です。倉庫に荷物を預けると保管料が発生するでしょう。当たり前です。これからは預金も例外ではなくなるのです。マイナス金利なら「預けない」と言う人がたくさん出そうです。結構危ないかも。「金庫が頑丈だから大丈夫」と言う人も出そう。盗もうとする人がたくさん出る筈。金庫に金がたくさん入っている事が判ると狙われやすいのです。銀行のようにセキュリティがしっかり出来ていればいいのですが。少々の保管料を払ったほうが賢明です。マイナス金利がこれからの常識になるのです。そうなると我々の商売も無傷ではなくなります。普通の努力では売り上げが下がるのが当たり前になるのです。普通以上の努力と発想の転換が必要になるかも。