週間店長情報 省力化で売上げは? 2024.08.26
あづみ野湧水の製造工場を見学した事があります。ペッボトルの製造から始まり最後は出来上がった水がパレットに積まれてくる所までです。パレットに積まれた水はリフトで車に運ばれます。
従業員は4人でした。一番印象に残ったのはペットボトルが出来上がる工程です。小さなボトルが一瞬にしてペットボトルになるのです。「これでは安く売れるなぁ」と変に感心した事を覚えています。製造工場が全部こんなんになるのかも。この倍以上ある工場スタッフは2人だと聞きました。「出来すぎるので販売が大変」だと営業担当者から聞いた事があります。毎日大量製造されるのです。「販売できた分だけ製造」とはなっていません。
セルフレジは不便だと感じています。今までのレジと比べてスタッフは少ないです。「客にレジをさせるのはサービスカット」です。売り場面積は増えていない模様。省力化した分安くなっているとも思えません。その上レジ袋は有料です。これだとセルフレジ製造会社の儲けを増やしただけと言われるかもしれません。イギリスではセルフレジ撤去の動きがあるらしい。僕の場合1つ良い事があります。小銭を減らすのに助かっているからです。それまでは小銭が増え続けていました。僕の集金袋はいつもぱんぱん状態でした。銀行への入金という手もありますがなかなかいけません。セルフレジだと遠慮なく小銭を入れることが出来ます。少し前のセミセルフレジではストップがかかることがありました。レジ担当者が見張っているのです。コンビ二のセルフレジでも小銭が使えます。コンビ二で買うのは新聞ぐらいです。
一部スーパーのレジ終了後の省力化カゴにも不満です。カゴに取っ手がついていないのです。これではカゴを両手で運ばざるをえません。ここまでする必要はないと考えています。
福井のドラッグで入り口と出口が別になっている店があります。これってどう見ても不便です。店は一通り見て廻ってほしいのが本音です。お客さんは「どこからでも出たい所で出たいのです」店の都合はお客の不都合。「店はお客様の為にある」と言いますが本音は「店はオーナーの金儲けの道具」なのです。この店は別の面では「いい店」なのに残念です。良い面は「レジ袋無料」だからです。セットしたレジ袋に係りはレジを通した商品を次々に袋に入れていくのです。客は支払い終了後に買い物した袋を持って店を出るのです。
ドラッグってほとんど行かないのに「ちくわが異常に安い」と聞いたので見学に行きました。あのサンディより安いというのです。レジ袋無料なら入り口と出口を別々にするなんてアクセルとブレーキを一緒に踏み込んだのと同じです。お客に良い事と不便な事を同時にしているからです。「どっちかにしてくれ」と叫びたい気持ちです。解決方法は簡単。入り口と出口の看板を出入り口と張りかえるだけで解決するのです。これで便利な店になるのです。
スーパーで「これって不便、何とかしてくれ」と言いたいことがあります。保冷用の滑る氷です。スコップに入れても大部分すべり落ちてこぼれてしまいます。袋に入れるのが不便極まりないのです。滑る氷は溶け難いのかも知れません。水の物性の書いた本に滑る水とか濡れない水の事が出ています。濡れないと便利ですがスコップから擂り落ちるのではバツです。
商売ですからいろいろアイデアを出すのは否定しませんがお客不在としか云えないような合理化省力化は考えものです。お客の不便を解決するのが本質です・逆になるようなアイデアとか合理化は賛成できません。
省力化合理化の真逆を行くような店の記事を見ました。これが不振ではなく繁盛しているというのです。みんなが省力化合理化とまい進するなら「真逆を行く」と言う僕の親戚のような商売人がでてくるのは大賛成。レジなし袋は新聞紙なんて言う店がでてきても不思議ではないです。逆省力化で商売繁盛だと面白い。省力化で売上げが増えるかどうかは?